アルメニアの首都、エレバン。近郊にはユネスコ世界遺産が3つもあるのです。
ツアーに参加せず、タクシーをチャーターせず、自力で巡ってきました。半日で観光できるのでオススメです。
目次 1.エレバン近郊の3つの世界遺産 2.移動:エレバン〜エチミアジン修道院 3.エレバンの世界遺産①エチミアジン修道院 4.エチミアジン修道院〜リプシメ教会 徒歩で移動 5.エレバンの世界遺産②リプシメ教会 6.リプシメ教会〜ズヴァルトノツ古代遺跡 バスで移動 7.エレバンの世界遺産③ズヴァルトノツ古代遺跡 8.ズヴァルトノツ古代遺跡〜バスターミナルバスで移動 9.エレバン近郊の世界遺産をまとめて回ろう
エレバン近郊の3つの世界遺産
ツアーに参加しなくでも大丈夫!エレバン市街からすぐ近くにユネスコ世界遺産が3つもあるのです。半日あれば自力で巡ることができます。
エレバン近郊の3つの世界遺産
巡る事ができる世界遺産は、以下の3つ。
○エチミアジン修道院
○リプシメ教会
○ズヴァルトノツ古代遺跡
実際に回ったルート
コムギはこの行程でまわりました。道中、ひきかえす場面もありましがた、半日で無事に楽しめました。現地のバスにも乗れたしね。
エレバン市街のホテル〜①エチミアジン修道院へ
タクシーで移動
運賃:3,000ドラム(約650円)
①エチジミアジン→②リプシメ教会
歩いて移動
無料
②リプシメ教会→③ズヴァルトノツ古代遺跡
バスで移動
運賃:100ドラム(約22円)
③ズヴァルトノツ古代遺跡→バスターミナル
203番バスで移動
運賃:100ドラム(約22円)
バスターミナル→エレバン市街
マルシュルートカで移動
運賃:100ドラム(約22円)
移動:
エレバン 〜 エチミアジン修道院
ホテルからすぐタクシーに乗る
「地球の歩き方」には、バスとマルシュルートカでエチミアジン修道院への行き方が乗っていましたが、バス停も曖昧。まあどうにかなるかなと思いつつホテルを出発したら、5秒でタクシーに出会う。
試しにエチミアジン修道院までの料金を聞いてみると3,000ドラム(約650円)とのこと。あら、予想より安い。5,000ドラムが目安と聞いていたのに!
時間も有意義に使えるし、安いし、いっか。
バス+マルシュルートカで向かうプランをあっさり破棄しタクシーで移動。
タクシーで移動
運賃:3,000ドラム(約650円)
イギリスの元首相チャーチルが愛したコニャック「ARARAT」の工場も通過。
ドライバーはとても陽気なおじさま。タバコを勧めてくれるけれど断る。
ものすごいスピードで飛ばすけれど、道路沿いに教会を見つけるたびに胸元で十字を切る。アルメニアの人々は信仰心が篤い。のか!?スピードを出しすぎがゆえの 習慣なのか?
エレバン市街から30分ほどで世界遺産、エチミアジン修道院へ到着。
エレバンの世界遺産①
エチミアジン修道院
エチミアジン修道院
Mother See of Holy Etchmiadzin
アルメニア使徒教会の総本山として知られる、アルメニア最古の大聖堂。
Googleマップはこちら
アルメニアの建物のデザインは、独特です。
幾何学的で、整然としている。
残念!修道院は改修中
修道院は改修中。近寄ることさえ許されず!
「ロンギヌスの槍」も見ることができず
宝物館も解放されていなかった。ここでしか見ることができないお宝「運命の槍」と言われるロンギヌスの槍(イエスが殺されたとされる槍)が収容されているのだそう。
ロンギヌスの槍って実在したんだ!?
エヴァンゲリオン好きなので残念です。
エチミアジン修道院内の敷地をぶらぶら
広い敷地内には、たくさんの石碑が。
敷地内で自由にあそびまわる犬たち。
やたらと追い掛け回されるな?と不思議に思っていたら、気づいた。早朝出発のため、ホテルから用意されたお弁当を持っていたからだわ!鼻がきくのね。
綺麗に整えられた派手な花壇。
繁忙時期はレストランになるのかしら?オープンエアのレストランには、グランドピアノも置かれていた。
敷地内の建物。デザインが独特。
内部見学はできなかったけれど、世界遺産たる風格は十分感じました。アルメニア建築って、見ていて楽しい。
エチミアジン修道院 〜 リプシメ教会
徒歩で移動
次の目的は「リプシメ教会」。Googleマップで徒歩30分とわかったので、歩いて向かうことに。30分くらいヘッチャラ。そしてこの区間は歩くのも楽しいので正解です。
Googleマップ
徒歩23分、1.8km
エチミアジン修道院ちかくの交差点には、警察官がいた。
まだ朝ははやいけれど、空いている売店も。
とりあえずお水を買います。これからたくさん歩くもんね。
何があるというわけではないのですが、賑わう華やかなエレバン市街と違い、「ごく普通のアルメニアの街」という趣。
ふつうの幹線道路と、その沿道に並ぶ普通のお店。開店準備をする人々。
道でみかける統一されたデザイン
エレバン市街+郊外で見かけて驚いたものが、公共のものがデザインが統一されていること。
エレバンの世界遺産②
リプシメ教会
リプシメ教会
Saint Hripsime Church
アルメニアで布教し、殉教した聖リプシマを祀る教会。
Googleマップはこちら
リプシメ教会の内部
修学旅行でしょうか?アルメニア人の小学生の集団が訪れていた。
聖リプシメの棺
地下には、聖リプシメの棺がありました。聖リプシメは、アルメニアに布教に来て、王の求婚を拒否して殺害されたそう。美女だったのでしょうか。殉教者として祀られています。
小さな教会でした。さて、次へ移動です。
リプシメ教会 〜 ズヴァルトノツ古代遺跡
バスで移動
徒歩での移動を試みるも挫折
一旦歩いてみた。ワイン工場などもありました。
徒歩45分とのことで歩いていみたら、途中で自動車専用道路になり、徒歩で歩くのは危険と判断して断念。
ひきかえしてバス停へ。
バス停で待つ
なんとなくバス停だろうなと期待して座って待つ。ベンチはあるけれど停留所の看板は見当たらない。
時間はあるし待てばいいかと思いノンビリしているとおじいさんがやってきた。次の目的地である「ズヴァルトノツ?」と尋ねると「ウム」と頷いてくれるので多分、ここはバス停だしズヴァルトノツ古代遺跡にもたどり着けるっぽい。ひと安心。
バスに乗るがズヴァルトノツ古代遺跡はスルー?
乗り方がよくわからないまま乗り込んだ。でもこのバス、間違っていた!
ズヴァルトノツ古代遺跡に無事、近づいてきたと思いきや、通り過ぎた。慌ててドライバーにバスを停めてもらう。
乗り込んだバスは、どこか行きの急行だったみたい。料金体系も異なっていた。ふう危ない。「なんだズヴァルトノツに行くんだったのかあ!」と、快く途中下車させてくれた。ありがとうございます。
そんなわけで無事にたどり着いた。
エレバンの世界遺産③
ズヴァルトノツ古代遺跡
ズヴァルトノツ古代遺跡
7世紀、この場所に聖グリゴル・ルサヴォリチ大聖堂が建造されるが、10世紀の大地震により建物は倒壊。この地方の聖堂建築に大きな影響を与えたとされ、2000年にユネスコ世界文化遺産に登録される。
Googleマップはこちら
世界遺産ズヴァルトノツは古代遺跡。コムギにとっては、ただの「石の塊」に思えてしまう類の世界遺産。コムギにはまだ、時期尚早。石から歴史に想いを馳せる境地までには至っておりませんでした。
エレバンに来たからにはとりあえず巡るけれども、時間がなかったらスルーもして良いかな?そんな遺跡でした。個人の感想ですよ。
入場料:1,300ドラム
わりと強気の入場料。小窓のチケット販売所で購入。
入り口から古代遺跡まで、長い道を歩く
見えてはいるけれども長い距離を歩く。途中で犬も付いてくる!
遺跡の写真
とくに感想はありません。
トイレあり
遺跡のはずれに、トイレがありましたので利用できます。あー、よかった。飲料の販売ブースはありましたが、施錠されていて購入できなかった。
退場後そばの売店で休憩
遺跡を歩いて疲れた!なぜ遺跡って見学に体力を要するのかしら。近くの売店で水分&当分補給!めずらしくアイスキャンデーを食べる。
しましま模様の「ゼブラアイス」。
ズヴァルトノツ古代遺跡〜バスターミナル
バスで移動
観光を終え、エレバン市街へ戻ります。直通バスはなく、いったん、バスターミナルでマルシュルートカへ乗り換えが必要。
適当なバスに乗る(203バス)
どれがエレバン市街行きのバスかワカラナイので、完全にGoogleマップ頼みの作戦を敢行。
- エレバンの方角に進む適当なバスにのる。
- Googleマップをウォッチする。エレバン市街方向へのルートが外れたら下車する
- 運が良ければエレバン市街に到着するはず!
バスが来た!とりあえず乗ってみた。EREVAN(エレバン)って書いてあるし!
バスの運賃:100ドラム(約22円)
この作戦は大成功。無事にバスはエレバンのバスターミナルへ到着。
マルシュルートカに乗り換える
ローカルバスで到着したバスターミナルは、エレバンの街の外れ。中心地には大分と遠いので歩かずにマルシュルートカ(乗り合いバス)利用。
13番のマルシュルートカでエレバン市街へ。すぐにやってきた。すぐに満席に。人気の路線のよう。
マルシュルートカの運賃:100ドラム(約22円)
降り方:ドライバーに声を掛ける
停留所はあるようですが、おりるときは声かけを。料金は直接ドライバーに支払います。
コムギは昼食を食べるべく、自由広場にほど近い場所で降ろしてもらいました。
エレバン近郊の世界遺産をまとめて回ろう
いかがですか?簡単に回れてしまう、エレバン近郊の世界遺産3つ。タクシー貸切もできるけれど、街を歩いたり、ローカル路線のバスに乗るのも旅の醍醐味。ぜひチャレンジされることをおすすめします。
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