インドネシア

バリ島の2つの世界遺産を巡る!ウブドから参加可能なおすすめ現地ツアー

タマン・アユン寺院の像

バリ島には2019年現在、5つの世界遺産があります。

週末弾丸旅でも、やっぱり見たい、世界遺産。

ウブド出発、半日で世界遺産2つと有名寺院を巡るという欲張り現地ツアーに参加。

交通機関の発達していないバリ島、効率よくまわるならばツアーに頼るのがベスト

ウブドから出発してングラ・ライ国際空港まで送り届けてもらう、至れり尽くせりなツアーの参加経験談をご紹介。

ツアーの申込方法&料金

弾丸ひとり旅。バリ島も初めてなので勝手がわからない。なるべくできることは日本で済ませておきたい。現地ではリラックスして楽しみたい!日本で予約できる現地ツアーのwebサイト、VELTRAより申し込みしました。

申し込みしたツアー

VELTRAのツアー内容

タナロット寺院の絶景サンセット&タマン・アユン寺院+世界遺産ジャティルイ棚田(日本語ガイド付き)

見学可能な世界遺産+名所

1. タマン・アユン寺院(世界遺産)
2. ジャティルイのライステラス(世界遺産)
3. タナロット寺院

午後出発、2つの世界遺産と有名寺院を巡る、欲張りなツアー。

料金は:50USD/人

貸切チャーターではなく混載ツアー。同じツアーを申し込みした人と同乗するスタイルです。もちろん貸切よりも安めの価格設定。ひとり申し込みでも値段は変わらず。

弾丸ひとり旅にピッタリのツアー

団体行動が苦手。できるだけツアーの参加は避けるタイプですが、このツアーはひとり旅向けではないかというくらい、勝手が良かったのです。ふだんはツアー派ではない方にもおすすめしたい。

  • 1名か催行確定
  • 1名でも追加料金なし
  • ングラ・ライ空港までの送迎OK
  • バリの世界遺産は車以外アクセス至難

1名から催行OK

ひとり旅だとどうしてもネックになりがちの”最低催行人数”の壁。ですがこのツアーは1名出発保証。絶対に世界遺産まで行けるのです。バリまで行ったけれど、人が集まらなくて世界遺産が見れなかった。なんて悲しいことは起きません。安心ですね。

料金アップなし

1名参加にふりかかる壁・その2は一人参加の割増料金。ただこのツアーでは、1名参加の料金アップなし。これまた一人にはありがたいです。

空港の送迎OK

デンパサール空港のエア・アジア機体

このツアー、もともとはデンパサール発着のツアーを想定しているのです。よって、「ウブドエリアから参加」の場合はプラス12USD必要。そこを逆手にとって、

「ピックアップはウブドのホテル、ドロップオフはデンパサールの空港まで」指定をすることで、ウブドからデンパサールまでの移動手段として利用できるのです。

ウブドからデンパサールまで、空港タクシーで約3,000円。ツアーの送迎を使えば、12USD(約1,300円)。なんと半額なのです。これはオトク。

安いだけでなく、直接移動できるから時間のロスもありません。コムギは空港周辺のホテルに送ってもらいましたが、フライトがある方は時間を考慮してもらえるようです。

バリの世界遺産は車以外でのアクセス至難

バリ島は公共交通機関が発達していません。鉄道も走っていない。バスはあるけれども拠点を拠点繋ぐ長距離移動のバスで、観光地に行くものではありません。タクシー料金が日本に比べたら安いこともあり、バリ島の観光はタクシーをチャーターするかツアーに参加するのが一般的なのです。

でも、タクシーチャーターだと、割り勘できないぶん、ひとり旅には高額に。
必然とツアー参加になります。あれ、ネガディブな理由ですね。

結論:バリの世界遺産めぐりはツアーがおすすめ

楽チンで盛りだくさん!実際のツアー内容は?

13:30にホテルまでお迎え(ウブド)
19:39にホテルまでお送り(デンパサール)

値段:50USD。ウブド送迎 + 12USDの合計62USD
VELTRAサイトにて事前にクレジットカード決済済

ホテルまでピックアップ

あらかじめ伝えておいたホテルまで、専用車がお出迎え。

ツアーの車内で談笑するドライバーとガイド

日本語ガイド+運転手の2名、混載ツアーのはずだったけれど参加者はコムギ一人で貸切に。うちの会社は1名参加でもOKなんだよ、と笑うガイドの男性。

日本語ガイドが同行してくれる

日本語ガイド付きのツアーでした。現地ツアーに参加することはあれど、日本語ガイドさんに対応していただくのは初めてかも。格安現地ツアーは英語限定なことが多いのです。それだけバリ島には日本人観光客が多いってことかな?

余談:ガイドの興味ふかい話。カーストは日本でいう士農工商なのか!?

世界遺産まで向かう道すがら、バリ島におけるカーストが話題に。ヒンドゥーとカーストはセットですよね。ガイドさんは4番目、ドライバーは2番目のカーストなのだとアッサリ教えてくれた。

え、そんなに軽く話していい話題なの?

カーストは存在するけれど、今は結婚だって階層を無視して好きな相手と結ばれているよ。日本もそうでしょ?昔は士農工商の階層があったけれど今はないでしょ?

た、たしかに・・・!でもカーストと士農工商はだいぶん違う気もするけどな。士農工商の区別はあっても序列はタテマエだし。カーストに始まり、ガイドの彼は日本とバリ島の様々な共通点を教えてくれた。この寺院はいつに造られて、といったガイドブック読めばわかるような説明ではなく、現実のバリの話を聞くことができるのがツアーの醍醐味かもしれない。

タマン・アユン寺院

タマン・アユン寺院
Pura Tamar Aun 
Googleマップはこちらから

タマンアユン寺院の正面入り口

晴天のなか入場。

寺院自体は神のいるところのため一般人ははいれず。以前は王族しか入れなかったらしい。

タマン・アユン寺院の像

明後日祭りがあるとのことで、祭りの準備をする人たちが働いていた。

お供え物を運ぶ男性の姿も。

タマン・アユン寺院で飾りを運ぶ男性

タマン・アユン寺院で飾りを運ぶ男性

ド派手なお供え物です。さすがヒンドゥー。

タマン・アユン寺院で祭りの準備をする男性たち

祭壇にも、男性数名がかりで準備が進められていました。

10基のメル(塔)

タマン・アユン寺院といえば。このシンボル的な仏塔ですよね。

タマン・アユン寺院で整然と並ぶメル

奇数が好まれるらしく、屋根の数が3.5.7.9.11だった。それぞれ数字に持たせた意味があるらしい。

タマン・アユン寺院のメル

ちなみに機数ではない”2”の塔は「子宝」の塔ですって。日本にも安産祈願のお寺あるよネ?とガイドさん。バリでも願うことは日本と変わらない。

歩き回って暑くてたまらない。売店にはビールが売っていた。買っちゃうよね。ヒンドゥーの戒律ではアルコール禁止されていない。ガイドさんにOKをもらったので、移動の車内でビールタイムに!

BINGTANGビール

飲酒OKの南国って最高です!BINGTANGビールは軽すぎて好みでないけれど、それでも冷たいビールを飲めるのが嬉しい。

ジャティルウィのライステラス

ジャティルウィのライステラス
Jatiluwih Rice Terraces
Googleマップはこちらから

大本命、ジャティルウィのライステラス。田んぼが好きなのです。郷愁?ニュータウン育ちなのに、おかしいな。タマン・アユン寺院からは1時間くらい。

近づくにつれ、さっきまでの晴天が嘘のよう、空がどんどん暗くなり、雨が降ってきた。

車の窓ガラスに打ち付ける雨

ですが、テンションはあがりっぱなし。”ここがジャティルティのライステラスだ!”というようなおなじみのスポットではないところから、もうすでに広大な棚田は始まっているのでした。車を飛ばしても、まだまだ終わらない永遠に続くかのような棚田。

ジャティルウィの棚田

到着すると、ここでも雨がポツポツと。ガイドさんが巨大な傘を貸してくれた。

小雨が降るジャティルウィのライステラス

感激していると、雨が強くなってきた。

ジャティルウィのライステラス

もう少し早くこればよかったというような時間の問題ではなく、山あいはどうしても天気が変わりやすく雨が降りやすいのですって。そう、1月のバリは雨季まっただなか。雨季はこんなものらしい。

ホワイトアウトしたジャティルウィのライステラス

まだまだ眺めていたい私に、ガイドさんはニコニコとつきあってくれた。

豪雨の中つきあってくれるガイドさん

ライステラスの前にはいくつものオープンエアのレストランがあった。ツアーじゃなければ、ここに入ってコーヒーでも眺めながら大雨をしのぐのですが。

ジャティルウィのライステラス前のレストラン

雨はどんどんひどくなる一方。さっきまで無限かのように見えていたどこまでも続く棚田もホワイトアウトして見えない。

ホワイトアウトしたジャティルウィのライステラス

スポーツサンダル履いていて良かったあ。スニーカーだったら大惨事だったかも。足元注意ですよ!

豪雨につき、展望エリアからは撤退し、次の目的地へ向かいます。まだまだジャティルウィの棚田は延々と連なっていて、まだまだ終わらない。豪雨から抜けたところにも棚田が続いていた。

晴れたジャティルウィのライステラス

ビュースポットのスペクタクルな棚田と違い、素朴な感じの棚田。これで十分かも?とにかく規模がすごくて、どこまでも棚田が続いていて壮観。明るいグリーンが目に優しい。視力回復に良さげな世界遺産。

稲穂

タナロット寺院

タナロット寺院
Tanah Lot Plan 
住所:営業時間:
Googleマップはこちらから

海辺に立つタナロット寺院

海の上の岩の上に立つお寺、なんだか宮島と似てる?

潮の満ち引きにより、寺院のある岩場まで行けたり行けなかったり。寺院のなかには入れないため、外から眺めるだけ。

ちょうど潮が引いていたので、歩いていくことができました。

タナロット寺院

寺院には入れませんが、島の下の洞窟までは歩いて行けます。

タナロット寺院まで歩く人々

お布施をしたら、額にお米をつけて、耳の上にプルメリアの花を挿してくれる。

タナロット寺院の祠

プルメリアの花は男性でも挿している人が多かった。中年男性がお花を挿している姿はなんだか微笑ましい。

1月は雨季、サンセットは見えない

タナロット寺院の夕暮れどき

ツアーのキャッチコピーにもなっている「タナロット寺院でのサンセット鑑賞」ですが、1月の雨季のバリでは曇っており、想像の夕日とは全く違う。でも、雨季ってそんなもの。サンセットを絶対見たいかたは雨季に訪れてはいけません。乾季のバリに来るべし。

観光客で大混雑

どこからやってきたのかしら?と思うほど、ここタナロット寺院は先の2つに比べて大混雑。

大混雑のタナロット寺院

それだけ人気のスポットなのでしょう。もっと空いている時間帯ならば、きっと神秘的で素敵なのでしょう。

また雨が降る。いいかげん慣れてきた

ポツポツ雨が降り出す。傘をささなくても平気な小雨だけれど、バリ人たちは避難を始める。

東屋で雨宿りをする人々

ゾロゾロと東屋にあつまる様子に驚きましたが、ポツポツ雨はすぐにゲリラ豪雨に変わった。これが雨季のスコールなのね。

ドライバーが傘を持って迎えにきてくれたので、コムギは間一髪でびしょ濡れにならなかった。セーフ。

寄り道なし・デンパサールのホテルまで送ってもらう

3つの名所の観光を終えた。貸切だったこともあるせいか、時間に追い立てられることもなく、ゆったりと観光できました。今回はラッキーにも貸切ツアーとなりましたが、貸切ツアーって良いものだなあ。とまじまじと思いました。

途中、

    • コーヒー工場に寄りますか?
    • 食事はどうしますか?

など、お誘いもありましたがさらっと聞かれる程度で全くしつこくありません。

コーヒー工場ではジャコウネコに会えたかもしれない。ですが、狭い檻の中でジャコウネコが飼われている姿が泣けたという友人の話をを思い出してしまった。クタクタだし悲しいもの見たくない!と心が拒否し、パスすることに。

食事もパス。ホテルの近くにあるクラフトビールの飲めるレストランに行きたかったのです。

タナロット寺院では見えなかった夕焼けが、デンパサールへ向かう帰り道で見ることができた。

デンパサールの夕焼け

車を止めてくれました。できる限りバリを楽しんでもらおうと、最後まで尽くしてくださるガイドさんとドライバー。

19:30ホテル到着

ングラ・ライ国際空港にほど近いホテルに宿をとっていた。一方通行の狭い道をなんとか通り抜けてホテルの前まで送りとてもらう。最初からさいごまで楽チンだった。

夜は、デンパサールでクラフトビールを飲み比べしたり、楽しい夜を過ごしました。

クラフトビール飲み比べセット

ツアーのおかげで充実した弾丸バリ旅となりました。

この記事のまとめ

午後からの半日なのに、自力では行けそうにもない世界遺産をめぐる名所を3つも行けた。

ツアーのおすすめポイントは、

  • 半日で2つの世界遺産と有名寺院を巡る
  • 送迎付きで楽チン
  • ひとり参加でも追加料金なし、催行確定
  • 安心の日本語ガイドつき

 

今回は基本料金50USDとかなり安い価格でラッキーにも貸切できた。今回感激したこと。貸切専用車&日本語ガイドって本当にストレスフリー!これからは、自力で行くのを放棄して、ツアーに頼ってしまいそう。

弾丸バリ旅にもってこいのこのツアー、オススメです。

★参加したツアーはこちら★
タナロット寺院の絶景サンセット&タマン・アユン寺院+世界遺産ジャティルイ棚田<午後~夜/現地ガイド(日本語可)> (VELTRA)
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