フィリピンにある世界遺産のひとつ、サン・オウガスチン教会へ。
東南アジアのフィリピンでは最古のバロック様式教会で、世界文化遺産にも指定されています。
南国にどっしりとたたずむバロック教会、世界遺産の風格たるや十分!美しいステンドグラスも必見。
目次
1.サン・オウガスチン教会とは?
2.教会へのアクセス
3.サン・オウガスチン教会
4.パオアイからビガンへの移動は?
5.”南国のバロック教会”を見に行こう
サン・オウガスチン教会(パオアイ教会)とは?
ラワグ郊外、パオアイにあるスペイン様式の教会です。
サン・オウガスチン教会/パオアイ教会
Saint Augustine Church
フィリピンは国民の90%がキリスト教徒
フィリピンはアジアの中では唯一の、キリスト教徒の割合が多い国。
なので、東南アジア諸国の中で、とっても異色。
南国のなか、たくさん教会がある。
スペイン統治時代に布教され、アメリカに占領され、現在に至るまで信仰が続いている。
たいていのアジア諸国では、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教の寺院が混在しているものですが、フィリピンでは教会のほかは見かけなかった。
マニラの【サン・オウガスチン教会】は別モノ
フィリピンには、【サン・オウガスチン教会】の同名の教会がたくさんある。
マニラにある【サン・オウガスチン教会】とは別モノ。
ここパオアイの教会は、そのなかでも最古のものだとか!
地元の人は【サン・オウガスチン教会】ではなく、【パオアイ教会】と呼んでいて、そのほうが通じた。
世界遺産認定
ここ、【サン・オウガスチン教会】は、”フィリピンのバロック様式教会群”として、世界文化遺産に指定されています。
教会へのアクセス
ラワグからパオアイへ移動
ラワグ観光を楽しんだのち、パオアイへ移動。
フィリピンらしい乗り物、ジプニーにトライすることにした。
ジプニーとは?
ジプニー(Jeepney)は、フィリピンの乗り合いバス。
米軍が使っていたジープを改造したビジュアル、なかなかカッコイイ。
コムギはフィリピンでしか見たことがありません。
せっかくならば、乗ってみたいよね!
ジプニー乗り場が見つからず焦る
某・ガイドブックに乗っていた「パオアイ方面ジプニー乗り場」には、それらしき場所が見当たらなかった。
ト、トイレに行きたい〜!
とウロウロしたら、イロコス・ノルテ博物館へたどり着いた。
博物館の入り口から横奥に公衆トイレを発見!
ほっ
イロコス・ノルテ博物館の近くにジプニーターミナル発見
ガイドブックには乗っていないけれど、イロコス博物館の斜め前の駐車場にジプニーがたくさん停車していた。
これだけあったら、どれかひとつはパオアイへ行くんじゃない?
と思い聞いてみたところ、いちばん手前に停まっているジプニーがパオアイ行きらしい。
パオアイまでは35ペソ(約70円)だって。
他の乗客も同じだった。
ここでもこの先の旅でも、フィリピンでは外国人だからといってぼったくられることはなかった。
水を買ってから乗車
フィリピンは暑い。いままで持っていた水はすっかりぬるくなってしまった。
屋台があったのでお水を買う。
冷たい水を調達。20ペソ(約40円)。キンキンに冷えています!
乗るやいなや、歓迎&質問の嵐
ジプニーに乗ると、先客がいた。
コムギは運転手席をのぞける一番前へ着席。
乗るやいなや、話しかけられる。
- あなたはジャパニーズ?
- フィリピンに何日いるの?
- パオアイ教会見にいくのね、あそこはステキよ
- セブには行った?
- 日本は津波が大変だったね
驚くことに、みんな英語が話せるのです〜〜!そう、英語はフィリピンの公用語のひとつ。
年配の女性も話せます。
英語が話せなくてもここまで旅してきたコムギですが、やっぱり会話ができないと旅の楽しさも半減よね。そろそろ、本気でどうにかしなくっちゃ。
出発|ラワグ〜パオアイ
ほぼ満席になったからなのか、定刻なのか不明だけれど、乗車後15分くらいでジプニーは出発。
最前列なので運転席が見えるよ!
途中でも、どんどん人が乗ってくる。
ラワグから約40分くらい揺られて、パオアイへ到着。
パオアイ教会の真裏にジプニー到着
ジプニー到着。他にもここで降りている乗客がいました。
パオアイ教会の裏はバスケットボールのコートとテニスコートがあった。
乗車時にパオアイ教会で降りたいとも伝えていたし、近づいたら運転手に「パオアイ教会で降ろして」と伝えて万全。
降り過ごす、という心配は無用か!?
サン・オウガスチン教会(パオアイ教会)
横の道を通って正面へ
ジプニー真裏に到着したので、正面まで歩く。
教会の横側も重厚感たっぷり。
ステンドグラスが見える。
アイスクリームで糖分補給
正面はすぐそこ。アイスクリーム屋さん発見。
フィリピンではこのテのアイスクリーム屋さんが人気。
どこでも見かけたし、みんなしょっちゅうアイスを食べている。
コムギも買ってみた。25ペソ(約50円)。
教会に入る前にアイス休憩だ!
何の味かはわからなかった。
でも派手なカラーが南国ぽくて美味しいわ♪
世界遺産の風格十分
大きくて、視界に収まりきらないサン・オウガスチン教会。
雄大です!
鐘楼(ベルタワー)もありました。
閉鎖されていて、登ることはできなかった。
正面からみるとわからないけれど、とっても奥行きが深い、重厚な建物。
結婚式の真っ最中だった
入り口が閉まっているなあ、ずいぶん閉鎖的な教会なのねえ。
と思ったら、結婚式の真っ最中だった!
新婦より前に入場してしまったコムギです。
観客から遠くて助かったわ〜。
そういえば、入り口のまえにハネムーンカーが停まっていました。
カメラマンもいたし、最近よくみかけるウェディングフォトの撮影かと思ってた。本番だったとは。
結婚式を見学
結婚式中も、教会はオープン。ついでに見学させてもらいました。
ものすごく長いウェディングロード。
新郎側の親族たち(おそらく)。
ここフィリピンでは近親者らしき人はホワイトの衣服が多かった。
可愛い女の子たちもいてた!
挙式中のため、教会の祭壇まではさすがに近づけなかった。
ぐぬぬ・・・それが心残りです!
まあ、結婚式を見学できたから、いっか?
グッズ販売コーナーも
粛々と式は進んでいましたが、グッズコーナーは通常営業。
信者の方が熱心に選んでいる。
ついつい買ってしまいそうになる、教会アイテム。
カラフルで南国らしいな。
コムギは仏教徒につき、購入は控えました。
必見!美しいステンドグラス
ここ、サン・オウガスチン教会は、とてもステンドグラスが美しかった。
光が差し込んでキラキラ、綺麗。
モザイク模様のタイルも可愛らしい。
教会の前の広場
教会の前は広場。
もはや観光地の定番化となってる、文字のオブジェ。
ここ世界遺産にもありました。
なんだか、一気にチープになっている気もする!?
パオアイからビガンへの移動は?
今日はビガンに宿泊予定。
世界遺産・パオアイ教会を見たら、この旅の目的地、ビガンへ。
でも、ここパオアイからビガンへ直通のバスはない。
バスはラワグ始発だけれど、ラワグには戻らずにバタックという街で乗り継ぐことに。
トライシクルでバタックへ
トライシクルのドライバーにバタックまで連れて行ってもらうことになりました。
バタックのことは調べても情報が出てこなかった。バタックのバス乗り場がどこにあるのか、わかっていなかったコムギにはとてもありがたい。
日本で入念に調べてもわからなかったことは現地で聞いたらすぐ解決!ということが多い。
東南アジアあるある”のひとつ!
トイレ
トライシクル交渉後。「途中でトイレに連れて行って欲しい」と伝えたところ、
そこにあるよ。
広場の奥にありました。教会のすぐとなり。
う〜ん、なかなかオンボロだけれど、公衆トイレにしては清潔な部類か!?
無事にバスに乗り、ビガンへ移動
ギリギリでバスに乗り込めました!
バタックの街は1分も滞在していない。
ちょうど夕日が沈みゆく時間帯。
ギラギラした太陽を眺めながらバスに揺られてビガンへ。
我ながら、なかなかいけてるプランだったわ!
”南国のバロック教会”を見に行こう
バロック教会も見たことがある。南国にも行ったことがある。
でもこの”南国のバロック教会”は、初めてみる風景!
いちどはぜひ見ておきたい、フィリピンの素敵な教会です。
こちらの記事も読まれています
この記事へのコメントはありません。