16世紀から今日まで、ほとんど変化していないという、ウズベキスタンの古都・ブハラ。
ブハラ旧市街は、まち全体が世界遺産指定の歴史地区。
青の都サマルカンドとはまた違って、古きよきシルクロードの街並みがいまも残るんだとか。
日本でガイドブックを読んでる段階では、おはずかしながら両者の違いが、さほどわかりませんでした。。。
だって、どっちも日本からすると異国すぎるんだもの!
どっちも砂漠のオアシス都市だし、古都だし、モスクもあるし。
でも、実際に行ってみたら歴然と違うんだろうなあ。
でも、どう違うのかな?
滞在していたサマルカンドから約220キロ、100km/時越えのタクシーで約4時間かかるというなかなかの距離ですが、1日日帰り観光を敢行。
せっかくビザまでとって、同僚に迷惑かけながらもゴリ押しで有給をとってはるばるウズベキスタンまできたんだもの。くまなくいろいろなものを見ておかなくっちゃ!
そんなコムギの、弾丸1Dayブハラ観光をご紹介します♪
サマルカンドからブハラまでは、シェアタクシーで行こう
サマルカンド〜ブハラへは、鉄道でもいけます。
移動時間だけを考えると、鉄道が一番短い。
でも、日帰りで観光するにはちょうど良い出発時間の鉄道がないのです。
そこで、コムギはシェアタクシーで行くことにしました。
シェアタクシーとは
その名の通り、乗り合いタクシー。乗客4名集まれば出発です。
逆をいえば、乗客が集まらなければ出発しないらしい。
急ぐ場合は、空席分も料金を払えば出発してくれるらしい。
旧ソ連構成国のウズベキスタンですが、資本主義がこんなところまで侵食している!
シェアタクシーはバスや鉄道のように定められた時刻表がないので、機動的に出発してくれます。
シェアタクシーで、ホテルまでタクシーで
旅の鉄則ですが、公共交通機関が発達していない国では、とにかくフロントに相談すること!に付きます。
まずね、シェアタクシーに乗るための、サマルカンドのはずれにある停留所への行き方がわからない。。。
某歩き方にも、地図にすら載っていない・・・
そこでホテルマンにタクシー乗り場までのタクシー手配をリクエスト。
「タクシー呼んだよ!ドライバーがシェアタクシー乗り場まで連れて行ってくれるよ。
ブハラ行きで英語のはなせるドライバーを見つけてくれるよう、ドライバーにお願いしておいたから安心してネ!
料金は二人で10,000スム(約135円)だけどいいよね?」
いいですいいです!ありがとう〜〜!
日本でプランニングしているとき悩んでいた問題もフロントマンのおかげでアッサリ解決♪
シェアタクシー乗り場@サマルカンド
場所の説明はできません。
だってタクシーで連れてきてもらったから!
黄色いのがシェアタクシー。助手席1名、後部座席3名の乗客4名集まれば出発です。
コムギが乗ったのはブハラ行きでしたが、各方面へのタクシーがあるらしい。
運良く、すぐに4人集まり、即・出発。
シェアタクシーの料金は格安、走行距離220キロ
4人でシェアして、ひとり運賃は50,000スム(約660円)。安いっ!
サマルカンドからブハラまでの道は、約220キロ。
東京〜静岡くらい? 大阪からならば名古屋までより遠いね。
シェアタクシーは砂漠をひた走る!
サマルカンドからブハラ。オアシス都市からオアシス都市への移動なので、とうぜん砂漠を通ります。
ああ、ここってシルクロードなんだわ・・・!
体力温存のために寝るべきなのに、ついつい砂漠を眺めてしまう。
シェアタクシーは、車の乗り換えがある
ちょうど半分くらいのところで、車を乗り換えます。
サマルカンド〜中間地点のドライバーと、中間地点〜ブハラの2名のドライバー体制のよう。
送り届けたあと、また4時間かけて地元に戻るのも大変だもんね。
運転手のことも考慮した良い勤務形態だわ。
運転手交代ついでにみなさんタバコ休憩。
置いて行かれないかしら・・?
乗車メンバーは変わらないので、ついていけば大丈夫ですよ。
ブハラ観光の起点は【ラビハウズ】
シェアタクシーの最終地点は、観光目的である旧市街から離れたところに到着です。
なので、プラス10,000スム支払って、ブハラ観光の拠点となる「ラビハウズ」まで送ってもらいました。
この土地に池をつくりたい大臣が地主に断られてしまったので、地主の家の下に運河を通した。すると運河の水が地主の家を流し始めたので、地主は家屋敷を手放さざるを得なくなった。そして大臣の思惑通り、ここに池が造られた。
という伝説が伝わる池・ラビハウズ。
なんかね、ウズベキスタン(中央アジア?)って、そんな物騒なエピソードが多すぎ!
さすがに寒くて、凍っている。いま、2月。
凍っているのに、カモやら鳥がたくさんいる。
凍っているから水中の魚も獲れないはずなのに、氷面をトコトコ歩いていた。
か、かわゆい・・・。足冷たくない?
ナディール・ディヴァンギ・メドレセ
ラビハウズの目のまえにあるメドレセ(神学校)。
中庭は入場無料で、お土産物やさんがあったよ。
正面入り口には、ここにもタブーの人面+動物が描かれている。
ブハラのシンボル、カラーン・ミナレット
現地14時頃の
ブハラの街からならば、どこからでも見ることができるという、カラーン・ミナレット。
旅人も、このカナーン・ミナレットを目印にブハラへ来たとか。
この大きい塔も「死の塔」だったらししく、袋に詰めた死刑囚を投げ落とす死刑が執行されていたんだって。
ミル・アラブ・メドレセ
カラーン・ミナレットの隣に位置する神学校。この日は入場できなかった。。
カラーン・モスク
カラーン・ミナレットとつながっているモスク。
なかは広々。土産物店すらない。することないので、ボケッとして終了〜〜!
交差点バザール・タキでショッピング
交差点を丸屋根で覆った「交差点バザール」が「タキ」。
これも、タキ。
買い物の記録はコチラ↓
サマルカンドの市場やお店より、ここブハラのタキにある専門店の方が、品揃えも豊富で少し安いように感じました。
サマルカンドで買い物が思い通りにいかなくても、ブハラでリベンジ可能です。
コムギはスザニのバッグを買ったよ♪
4本の塔に囲まれるチョル・ミナル
チョル・ミナルとは、4本の塔という意味。大富豪が建てた神学校の門番小屋らしい。
神学校はなくなって、門番小屋だけがのこった。
むかしは、塔のてっぺんにコウノトリの巣があったらしく、現在は模型が塔にくっつけられていた。
素晴らしい世界遺産をブチ壊しにしているような気もしますが・・・
サッカー少年+サッカー犬
ウズベキスタンは、サッカーの対戦国として、たびたび耳にしていた気がします。
世界遺産チョル・ミナレットの前の広場で、少年たちと犬がサッカーで遊んでいました。
やんちゃがすぎると、ボス(飼い主)からの指導がはいる。
徒歩でまわれるほどの狭いまち、ブハラの街あるき
ブハラ旧市街の街なみ。
徒歩20分もあれば、みどころの端から端まで歩けちゃいます。
ブハラは世界遺産に登録されている古都ですが、他の世界遺産都市と違ってあまり観光地化されていない。
人々が、ふつうに生活しています。
サマルカンドになくてブハラにあるもの、それは、この旧市街の街なみではないかしら。
ミナレットより、メドレセより、この街あるきこそがブハラ観光の目玉だとコムギは思います。
日本から持って行ったプチおみやげはコチラ
ウズベキスタンにいくにあたって、同行する友人が、現地で出会った人へのプチお土産に、ミルキーをあげるつもりなんだと言っていた。
旅なれている彼女が言うには、現地でのコミュニケーションツールとして、プチおみやげはとても有効らしい。
彼女のアイデアに釣られたコムギはコチラを持って行きました。
どど〜〜ん!ミニオンズのシール
近所のTSUTAYAで『自由にお持ち帰りください』と積まれていたもの。
ありがたく、自由に持ち帰りました♪
ブハラ旧市街のおさんぽ中に出会った男の子たちにプレゼント。
バナナ〜〜〜〜!!
と喜んでくれた。(ミニオンはバナナが好物)
かえりはリッチにタクシー貸切で!
帰りはタクシーをチャーターして帰りました。
チャータータクシー
ブハラ〜サマルカンド
約4時間、220km
交渉価格 貸切で40USD(約4,240円)
19:30 ブハラ, ラビハウズまでお迎え
23:30 サマルカンド, 宿泊ホテルに到着
シェアタクシーだったら、2人で20,000スム(約1,320円)なので、プラス3,000円くらいですね。
コムギたちは、行きのシェアタクシーのドライバーに交渉して、帰りの貸切タクシーをお願いしておきました。
- ゆったり2人で乗れる。安心して眠れる。
- 好きな時間に出発できる
- 旧市街中心までピックアップしてくれる
- サマルカンドのホテルまで送り届けてくれる
行きのシェアタクシーも平気でしたが、帰りに、これから4時間乗るのか。。。と思ったらウンザリしたのも事実。
少しでもリラックスできる貸切タクシーがベストの選択だったと思う!すこし割高だけどね。
コムギたちは2人だったので帰りのみ貸切にしましたが、4人くらいいたら、往路も貸切でもいいかもしれませんね。
いかがでしょうか?1Dayブハラ観光
日帰りというには、あまりに過酷な移動時間。片道4時間、往復8時間〜!
ですが、割り切って、「移動時間は眠る!」と決めておいたり、
帰りのタクシーはぼったくられたとしても貸切タクシーで帰る!
と決めておけば、なんとかやり抜けるレベルの日帰り観光ではあります。
ウズベキスタンのタクシー代が驚くほど安い恩恵というのは大前提なのですが。
もしあなたの旅が弾丸だとしても、むりやり日帰りブハラ観光、おすすめです!
こちらの記事も読まれています
この記事へのコメントはありません。