かつてエアーズロックと呼ばれていた、「地球のへそ」ウルル。オーストラリアの中心にそびえたつ雄大な一枚岩。夕暮れの光に照らされたウルルは、美しく赤く燃えるのです。それはたったわずかな時間。
この記事では、シャトルバス「Uluru Hop On Hop Off」での「ウルル・サンセット」参加体験を綴ります。
リーズナブルにウルルのサンセット世界遺産・ウルルの絶景を眺めよう。
目次
1.ウルル・サンセットの楽しみ方。ウルルの色彩の変化に注目!
2.ウルルのサンセットを見る方法3つ
3.ウルル・サンセットに参加
4.ウルル・サンセット体験記
5.ウルルに来たならば必見!ウルル・サンセット
ウルル・サンセットの楽しみ方。ウルルの色彩の変化に注目
「サンセット鑑賞」といえば、その輝く夕日をメインとするものが多いですが、ウルルの主役はあくまでもウルル。夕暮れ時の光の変化がもたらす「ウルルの色彩の変化」を楽しむもの。
ほんの少しの時間ですが、まるで「ウルルが燃えている」ような赤色になるのです。気象条件が整えば、驚くほどの赤色になることもあるみたい。
ウルルのサンセットを見る方法3つ
ウルルのサンセットを見る方法は3つ。
- レンタカーで行く
- ATT Kings社のツアーに参加(75豪ドル、約5,600円)
- Uluru Hop On Hop Offを利用(49豪ドル、約3,600円)
ATTバスツアーに参加するのが王道ですが、コムギはウルルのシャトルバスサービス「Uluru Hop On Hop Off」の3日間フリーパスを持っているのでそちらを利用。
「Uluru Hop On Hop Off」はシャトルバスサービスなのでガイドなし。ガイドなし、移動のみなのでその分格安です。
シャトルバスサービスではありますが、サンセットとサンライズについては展望台まで連れて行ってくれ、1時間のフリータイムが与えられます。
Uluru Hop On Hop Off
ウルル・サンセットに参加
時刻表をチェック
ビジターセンターやバス車内で時刻表をもらえます。『Sunset』と書かれているのがウルル・サンセットのこと。
季節や時期によって時間帯は異なるので、かならず公式サイトで最新情報をチェックすること!
Uluru Hop On Hop Off 時刻表を公式サイトで確認する
Uluru Hop On Hop Off
ウルル・サンセットに乗車するには?
乗り方は簡単で、「ウルル・サンセット」の時間帯にバス搭乗すれば良いだけです。
予約可能。
予約していなくても空席があれば乗れる
おとくなUluru Hop On Hop Off。ウルル・サンセットは1日1回催行だし、満席で参加できなかったら困ると思ったコムギ。ビジターセンターで予約してから参加。
2度参加しましたが2度ともガラガラ。ツアーで参加する人がほとんどみたい。そして予約なしでも乗せてくれますのでご安心を。座席数はバス1台あたり50人までがマックスのようなので、心配な方は予約をしておこう。
ウルル・サンセット体験記
コムギは2回利用しました。一度目は到着した日の夕方。二度目はウルル登頂後。
16:25
ホテルへピックアップ
エアーズロックリゾート内のホテルなどのスポットを経由してツアー参加者をピックアップ。コムギの宿泊していた「アウトバック・パイオニア」は一番最後。
バスからの景色ですでに感動
エアーズロック・リゾートからウルルまでは約10分ほど。道路以外はすべて砂漠。延々と続く荒野。
そして、突如現れる、エアーズ・ロック!
こんな何もないところにこんな巨大な一枚岩があるなんて。地球のおへそ、ってこういうことだよなあ。
おすすめは最前列の席を狙え
おすすめは最前列。ぴかぴかのフロントガラスから正面にウルルの姿が拝めます。
車窓を眺めているだけで、すでに感激。
右と左、どちらの座席の方がGood Viewですか?
ドライバーに尋ねて左側に座ったものの、バスは途中で方向を変えることもあるので、結論としては右でも左でもどちらでも良いかも。ただ、最前列はかなりおすすめ!これは間違いありません。
サンセット・スポットへ向かうまえにウルルを一周
「ウルル・サンセット」の時刻は、「Uluru Hop On Hop Off」の最終バスも兼ねている。サンセットの見えるポイントへ向うまえに、ウルル観光していた乗客をピックアックするため、ウルルを一周します。
到着日、ウルルを登っている人たちを発見。シンプルな稜線を一列で登っていく姿はまるで蟻の行列みたい。
ウルル登頂は天候に左右されると聞いていたけれど、今日トライした人たちは登れている。明日も晴れますように。
はじめて見るウルルに、こころを奪われる。バスを走らせても走らせても、どこまでも岸壁がつづく。ウルルは巨大な一枚岩。
キャンピングカーやレンタカー組は、駐車場エリアからサンセットを鑑賞。ウルルが真正面だ!ポストカードで見る、「THE ウルル」な景観。写真を撮りたいけれど、もちろんバスは止まってくれない。
ナイスビューでうらやましい。エアーズロックを見ながらキャンプを楽しむなんて、最高だろうな。
17:10
サンセット・ビューイング・スポット到着
バス専用のビュースポットへ。ちょうどウルルが正面に見える位置です。ただ、いささか離れているのでウルルは小さめ。
到着すると、他のバスツアー参加者がすでにワイワイ楽しんでいた。
「18:15になったらバスに戻ってきてね」とドライバーのアナウンスがあり、一同、下車。1時間ほど、フリーでサンセットを楽しみます。
18時の日の入り時刻まで待つ
ただただ、ウルルを眺めて待ちます。
眺めているだけだけれど、あまりの美しさと雄大な景色に胸がいっぱいで、退屈することなんてない。ですがコムギの心を乱す存在が。
ツアー客に嫉妬!ワインを飲みながら待つ人たち
バスツアー参加者も、コムギのようなシャトルバスで来た者も、おなじサンセット・スポットで待ちます。
ツアーの場合は「軽食とワイン飲み放題」がセットになっているのです。みんなグラス片手にウルルを眺めながらワイワイ。ワイングラスに映り込む「逆さウルル」を写真撮影したり。なんだそれ、逆さウルルって。
素晴らしい眺めなので待つのは苦痛ではないけれど、ワインがあったならばもっと素晴らしいんだろうなあ。ツアーとの価格差は24豪ドル(約1,800円)。ケチらなければよかったか!?
幻想的なサンセットタイムがやってきた
ウルル・サンセットの楽しみ方。太陽そのものではなく「光の変化によるウルルの色彩の変化」を楽しむもの。
日の入時刻の18時に近づくにつれ、ゆっくりと空の色、ウルルの色が変わっていきます。
だんだん空のブルーが淡くなりピンクがかってきて、ウルルはより赤みが濃くなる。
そして、ひときわ燃えているような輝きの時間が数分間。それはあっというま。
輝きは鈍り、空の色がとてもきれいなグラデーションに。淡いピンクからブルーに。
とても優しい色合い。
18:15
バスへ集合、ホテルへ戻る
ウットリするウルルのサンセットを楽しんだ後は、バスでエアーズロック・リゾートへ戻る。
リゾートまでは20分ほど。
日が落ちると空の色がどんどん変わっていく。淡いビンクだったはずが、濃いイエローに。
ウルル周辺の荒野に、ふしぎな黄色の空。影が濃く、影絵の世界にいるような気もち。オーストラリアって美しい。
リゾート到着
バスはリゾート内のホテルを巡回。ホテルの目の前に着くので楽ちんだし、ショッピングセンターのある停車場で降りて買い物してからホテルに戻ることもできますよ。
ウルルに来たならば必見!ウルル・サンセット
とにかく美しくて、まるでポストカードのような世界が3次元で体感できることにとても感激。これは一生で一度は見なくちゃいけない光景かも。世界遺産の風格充分。
ちなみに、ウルル・サンライズという早朝ツアーもありますが、どちらかひとつしかいけないならば、コムギはこちらのサンセットをおすすめします。まあ、ウルルにくる旅行者はほぼ全員が体験するツアーではないでしょうか?
一生で一度は見たい絶景、ウルルのサンセット。ウルルでぜひ、感動体験を。
* おしまい *
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