大阪在住の会社員コムギの、
週末に行くスパルタントラベラー日記。
読谷地区のスポットを紹介します。
沖縄は海だけじゃありません。読谷地区は、
● 読谷は「よみたん」と読む
● 米軍の沖縄上陸の地
● ざわわのフレーズの名曲「さとうきび畑」の地
● 琉球王国を統一した尚巴志の墓がある
● 残波岬灯台からのぞむ海岸線は絶景
今回の旅では、原付バイクをレンタル。
読谷地区観光に要した時間:8:30~16:00
ゆっくりまわって約7時間半でした。
読谷のいくべきスポットはこちら、
● 尚巴志の墓
● 座喜味城跡&ユンタンザミュージアム
● 残波岬灯台
● 残波ビーチ
● 宇座海岸の石切場跡
● さとうきび畑歌碑広場
● 掩体壕・義烈空挺隊玉砕之地碑
● シムクガマ
● チビチリガマ
● やちむんの里
尚巴志の墓
尚巴志は、
●琉球王国を初めて統一した人物
●尚巴志は二代目王
尚巴志の墓は、
●サシチムイ(佐敷森)と呼ばれる雑木林の岩陰にある
●最初は、首里の天山陵に葬られていた
●のちの尚円王擁立のクーデターの際に隠された
ハブ注意
このあたりはハブが出るとのことですが、訪問時の11月はハブは冬眠中だから大丈夫と村民の方に伺う。
ココなの!?密林のなかの墓
(ここじゃなかった)
琉球王国を統一した人物だもの。尚巴志は、教科書にだって載っている偉人。そんな方のお墓、こんなところに?
読谷村ガイドブックを読んで、いったところはここではなかったと判明。ほぼ近かったのに悔しい〜!
まあ、近い雰囲気を感じ取ってください。
公道から小さい道に入ってすすむと、すぐ行き止まりに。バイクは停めておく。
Googleまっぷではココを指しているのだが。果たしてこれは、道なのか?
行先を木枝に阻まれる。
長ズボン履いてきてよかったなあ。
ゴミが不法投棄されていた。少し朽ちていた。でも朽ちていないものも。
ゴミの中を進む。
ひえ〜〜
なぜこんな場所に、わざわざゴミを捨てるのだろう。パッと見ると普通の家庭ゴミみたい。ゴミの収集日に出した方が早くない?何かの嫌がらせなの?
ゴミゾーンを抜けると、うっすら道が見えた。
けれど、生い茂る南国の植物に阻まれる。
密林!
探検気分で、ちょいテンションがあがる。
お、なんか開けたぞ。
きっと、この道であってたんだ。(ちがいます)
植物の向こうに、岩の扉がありました。
結局これは、尚巴志王の墓ではなかったんだけれど、いったいなんだったのだろう。
ビックリする場所にありました。
尚巴志王の墓には行っていなかったけれど、雰囲気は汲み取れた。つぎはぜひ、登山ルックで挑みたい。
尚巴志の墓
沖縄県中頭郡読谷村
・Googleマップ
座喜味城跡
●世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつ
●ゴサマルが築城
●琉球王国の安定に貢献した要塞の城
上空から見た座喜味城跡はこんなふう。
なんだか、美しい。
どっしりとした石垣。石垣は城郭面積の半分を占めているんだって。
城門と石垣と、南国の木。
本土のお城とは、まったく違うね。
石垣に登ることができる。
城郭を見下ろす。
海も見える!
さすが、島のお城。
座喜味城の周囲は、整備された公園と広場になっていた。犬の散歩を楽しんでいる方が多かった。
座喜味城跡(座喜味城公園)
沖縄県中頭郡読谷村座喜味 708-6
・Googleマップ
ユンタンザミュージアム
●ユンタンザ=読谷山
●座喜味城や読谷村の歴史が学べる
●座喜味城跡公園に隣接
●博物館+美術館
●亀甲墓、ガマ、座喜味城のジオラマあり
●入館料¥500
座喜味城跡に隣接する博物館+美術館。
沖縄の歴史や文化に、ほぼはじめてふれるコムギにはぴったり。1時間程度で回れます。
ずっと気になっていた、沖縄のお墓の模型がある。
中に入れます。
大きいよなあ。
こちらで販売されていた読谷村読本は、500円なのにお値打ち!
ユンタンザミュージアム
沖縄県中頭郡読谷村座喜味708-6
・Googleマップ
残波岬灯台
●読谷村の残波岬突端に立つ白亜の灯台
●高さ30m程度
●展望台への階段99段
●2kmに及ぶ断崖絶壁の雄大な景観が見事
●維持協力金は¥300
●夕焼けスポットとして有名
白亜の灯台が印象的なスポット。
周辺はゴツゴツした岩と、南国の植物。
周辺はこんな岩だらけ。
灯台に登ろう
エレベーターはないので、階段をのぼること99段。シンドイ。
頂上は、風が強い!
断崖絶壁の海岸線が見渡せる。
地図を見下ろしているよう。
断崖絶壁に、釣り人がいた。
遠くに見えているサンカクの山は、伊江島のイイジマタッチュウ。
残波岬灯台
沖縄県中頭郡読谷村宇座
・Googleマップ
残波ビーチ
●残波岬」の西側に広がる本島中部のビーチ
海水浴シーズンは過ぎていた。
シーズンならば綺麗な海も楽しめちゃう。
白い砂浜、透明感のある海、青い空。
コムギの思う沖縄の海ってこういう感じよ!
残波ビーチ
沖縄県中頭郡読谷村宇座1933
・Googleマップ
宇座海岸の石切場跡
●読谷村の西海岸に残る
●干潮になると海中から石切り場が現れる
●切り出した石は満潮時の海水の浮力を利用し運搬
●「宇座石」と呼ばれる良質な石材が採れた
たまたま通りかかった絶景スポット。
ゴツゴツした変な岩があるなあと思ったら、以前は石切場だったところだった。
こけたら痛そうなゴツゴツした岩と溜まった水。
水面から顔をだす岩。
干満の差で岩切場が姿を現す。
干潮のときに石切作業をして、満潮時に浮力を利用して馬に石を積み上げる。
そうやって、沖縄の巨大なお墓や石垣の石を切り出したのですね!
宇座海岸の石切場跡
沖縄県中頭郡読谷村宇座
・Googleマップ
さとうきび畑歌碑広場
●名曲「さとうきび畑」の生まれた地
●ボタンを押すと音楽が流れる
●背後にはさとうきび畑が広がる
ざわわ♪のフレーズで有名な曲
ざわわ、ざわわ、ざわわ〜〜
このフレーズを聞くだけで涙腺が緩む。平和を希求する名曲。
ドラマ「さとうきび畑の唄」は、この歌をもとに制作されたドラマ。
この「さとうきび畑」の歌は、作詞作曲をした寺島尚彦氏が初めて沖縄を訪れたとき、激戦地のここ南部・摩文仁のさとうきび畑にたったときのインスピレーションを作品化したものだそう。
その記念碑が、広場となっている。
歌詞が刻まれた大きな碑。こんなに長い曲だったのね。
ボタンを押すと、音楽が流れます。
バックには、さとうきび畑が広がる。
ざわわ、ざわわ、ざわわ〜
さとうきび畑歌碑広場
沖縄県中頭郡読谷村高志保496
・Googleマップ
掩体壕・
義烈空挺隊玉砕之地碑
●掩体壕の隣
●掩体壕(えんたいごう)は、戦闘機格納庫
修学旅行生が訪れるところらしい。訪問時は、だれもいない静かなところだった。
バイクを停める。
掩体壕は戦闘機の格納庫。
発見されにくいような造形。
掩体壕付近から見た田畑。
後ろから見た掩体壕。自然と一体化してる。
義烈空挺隊玉砕の地
沖縄県中頭郡読谷村座喜味2079
・Googleマップ
シムクガマ
●ガマ=鍾乳洞窟
●米軍上陸、住民が逃げこんだところ
●ハワイ帰りの男性2名の説得により自決することなく全員投降
●避難民全員生き延びた
●奥に進むには装備が必要
シムクガマは自然洞窟。
草むらをすすむ。
細い道の先に、
土のしたの岩に大きな窟があるのです。
植物も生い茂っていて、隠されている。
シムクガマは千人ほど避難できたらしい。入り口も大きめで、奥も深いガマ。
命が救われた人の碑。
ガマからみる外界。
暗いところからみると、よりいっそう光が強く見える。
洞窟は奥まで深く続いている。怖くて暗くて、やめておく。
いくら大きめといっても、ここに千人か。
ヒリヒリした気持ちになる。
シムクガマ
沖縄県中頭郡読谷村波平438
・Googleマップ
チビチリガマ
●ガマ=鍾乳洞窟
●チビ=尻 チリ=切る
●米軍上陸、住民が逃げこんだところ
●家族間での集団自決がおこる
●避難民約140名のうち約83名死亡
●ガイドなしでは入れない
さきほどのシムクガマと異なり、ここは「家族間の集団自決」が起こった悲劇の場所。ユンタンザミュージアムには、ここチビチリガマの悲劇シーンのジオラマがありました。
米兵に辱めを受けるくらいなら、お母さんに殺してほしい
そうせがむ娘と刃物を握りしめた母の図。
そんなチビチリガマへ。
公衆トイレの下が、チビチリガマの位置するところ。
向かいの階段を下っております。
大きいガジュマルの木が植わっていた。
ものすごく立派な根。
たくさんのお地蔵さんがいた。
チビチリガマの歌の木片も。
チビチリガマは進入禁止
ここから先はお墓につき、立ち入り禁止。
ガマ入り口横でお祈りしよう。
チビチリガマ
沖縄県中頭郡読谷村波平1153
・Googleマップ
やちむんの里
●沖縄の陶器「やちむん」の工房が集まる地域
●19の工房は、それぞれ独立して営業
陶房がいっぱい
沖縄の陶器、やちむんの陶房があつまるところ。よくわからないままきたので、迷子になった。
駐車場から一番手前のシーサーにつられて入ると、???
ひとつの陶房の敷地内をグルグルしていたのでした。
気を取り直して、陶房めぐり。
青い瓶がズラリ。これを再利用するのかな?
軒先に器を並べて展示販売している陶房も。
ズラリと並ぶ。
うーん、なにか買いたい!
ショップは、狭くて所狭しと器がならぶ。リュックはお店のまえに置いておく。
かわいいシーサーがお出迎え。
登り窯
それはそれは、たいそう立派な登り窯がありました。
まだ現役だろう。
壮観だわ!
やちむんの丼を買った
なにかひとつくらい、やちむん器がほしいなあ。どんぶりを買いました。
どっしりとして、藍色が好みだわ。
やちむんの里
沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653-1番地
・Googleマップ
まとめ
読谷エリアは、わたしの思う「沖縄らしさ」が凝縮しているところ。
ほぼ初めて沖縄を観光するコムギにとっては、どこを訪れても新鮮でした。
文化や気候の違いが大きく、日本語は通じるけれど異国にきた感覚に陥ることも。まだまだ、読谷のことを知りたい。
ユンタンミュージアムで購入した読谷関連本。現地の小学生の学習教材のようなこの本で、次回の予習をしておこう。
おしまい。
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