明治日本の産業革命遺産、軍艦島(端島)。「軍艦島コンシェルジュ」催行の、軍艦島上陸ツアー体験記。軍艦島が気になっている方は、取り急ぎ行くべき!
目次
1.軍艦島クルーズの基本情報
2.軍艦島ツアー参加体験記
3.まとめ
軍艦島クルーズの基本情報
いろいろなツアーがあるなか、公式webから簡単に予約ができる「軍艦島コンシェルジュ」開催の軍艦島クルーズツアーに参加しました。
参加したツアー内容
催行会社:軍艦島コンシェルジュ(公式webサイト)
軍艦島上陸・ミュージアム付プラン
料金:¥5,300 (軍艦島入場料¥300別)
午前便
優先乗船チケット配布:9:00〜9:50
集合場所:
軍艦島デジタルミュージアム
優先搭乗つきの場合、集合場所は常盤ターミナル埠頭ではなく「軍艦島デジタルミュージアム」です。
軍艦島ツアー参加体験記
09:00
軍艦島デジタルミュージアム
ツアー受付、優先搭乗券をもらう
優先搭乗チケットの購入者の集合場所は、桟橋ではなく軍艦島デジタルミュージアム。市内から集合場所へ移動です。
徒歩1分の「軍艦島デジタルミュージアム」1階で受付をすませます。
コムギは「ミュージアム付プラン・優先搭乗付」を申し込んでいたので、優先搭乗券配布スタートの9時ジャストに到着。でもジャストでは遅かったみたい。コムギは12番目でした。
受付をして、注意事項の確認。9:50に2階に集合してみんなで埠頭へ行くとのこと。それまでは「軍艦島デジタルミュージアム」を見学です。
プロジェクションマッピングは必見
30mの大スクリーンで、端島(軍艦島)のムービーを鑑賞。ムービーと同時にガイドの方が説明してくださる。このムービーは当時の島民たちの写真を集めて作成したものだそう。
軍艦島って、ホラーな島ではなかったんだ。
島民たちの明るい笑顔がありました。とても裕福で、最先端な島だったようです。どうしても「人々が住まなくなった廃墟の島」という軍艦島オマージュのホラー作品やゲームの印象が強く、なんだか怖いイメージがあったのですよねえ。実際は裕福で最先端で賑やかな島だったよう。
09:50
ミュージアム2階に集合し常盤ターミナルへ移動
優先搭乗の番号順に整列するよう促され、みなでミュージアムから埠頭まで歩きます。遠足みたい。
船がみえる。そして優先搭乗でないお客さんがずらっと並ぶ列も見えます。
列に並ぶ人々を横目に、入船。優先搭乗ではありますが、席は早い者勝ちです。
10:00
乗船、2階デッキ席に陣取る
後ろから2列目、右側端っこ席を確保。
船内には清潔なトイレあり
軍艦島にはもちろんトイレはありません。船には清潔なトイレがあるので安心。
10:20
出航
いよいよ出航。
常盤ターミナルを出航。豪華客船が停泊していた。5,000人のれる、というか宿泊できるのだとか。お客様はほとんど中国人ですって。
豪華が大型観光船が停泊するから、さぞ長崎は潤っているのだろうと思いきや、そうでもないみたい。観光地にも思っているよりも外国人観光客は少なく。後日ニュースで見たけれど、外国人観光客は下船したら観光バスに乗り込み、諫早にある免税品店へ買い物に出かけるのだとか。長崎とても良いところなのにね。
それにしても、おどろくほどの豪華客船だった。
ツアーガイドは軍艦島勤務経験ありのベテラン男性
軍艦島で働いていたことがある男性がガイドを勤めてくださり、アナウンスで常時説明が流れてきます。軽妙な語り口が楽しく、軍艦島の当時の生活の様子がリアルに伝わり楽しい。
そんなわけで長崎港を眺めたり、お話をきいたりで、移動中もなかなか忙しい!
長崎の造船所をながめる
長崎港にある数カ所の造船所を通り過ぎる。大型クレーンがたくさん。
非公開の世界遺産を通り過ぎる(見えない)
①三菱造船所
ジャインアトカンチレバークレーン
本物は非公開とのこと。いまもなお現役なのだそう。
②占勝閣
こちらも内部非公開。外部は海からは見えません。明治の名建築で、迎賓館として使用されているそう。
よって、ガイドさんに説明を受けるけれどまったく見えずじまい。
女神大橋通過
船に乗ると、橋を通過するときテンションがあがるのはなぜなのだろう。さっき見かけた豪華客船もこの橋の下ならば通れるよね。高くて大きな橋。
近くにタンカーも通る。長崎港、楽しい。やはり右端っこ席、アタリです。
10:50
伊王島へ寄港
リゾート開発されている伊王島。ツアーでは伊王島から乗る参加者も。
車内販売あり
軍艦島に近づくと、船内販売が始まった。
軍艦島は、長崎よりもかなり気温が上がるとか。もちろん自動販売機もない。
キンキンに冷えたドリンク;150円
麦わら帽子:300円
なんて良心的な価格なの!
日本のこういうところ、
困った人からぼったくらないところ、
素晴らしいと思う。もっと評価されるべき。
コムギは水分確保に敏感なため、すでに1本あるけれど追加購入。キンキンに冷えているのも素晴らしいですね。
軍艦島が見えてきた
いきなり現れた軍艦島。他の島とちがい、高層マンションが立ち並ぶ要塞の趣。映画に入り込んだみたい!ワクワクが止まりません。
ツアー参加者も同じ気持ちだったみたい。みな立ち上がって写真撮影。このときがいちばん、軍艦島に興奮しました。
この島のこと、もっとみんな知るべきだ!こんな島が実在するなんて。
船長さんが、「右側席と左側席の人ともに軍艦島をよく見えるように、方向を転換して周回します」との触れ込み。方向転換もありがたいし、事前のアナウンスもありがたい。落ち着いて方向転換を待つことができた。細やかな配慮が素晴らしいです。
これが「軍艦」に見えるから、の角度。たしかに軍艦です。軍艦巻き食べたいな。
島を一周まわるため、高層住宅あとなどもよく見える。
それにしても、とっても画になる軍艦島。デジタル一眼レフを持ってこればよかったかな?
11:30
軍艦島上陸
軍艦島に接岸。
本日は凪につき、軍艦島へ上陸できました。軍艦島への上陸確率は年間100日だとか。ラッキー。
島にばかり目がいっていたけれど、海がとても綺麗。見てこのブルー!
そして、軍艦島の滞在時間は、1時間内に制限されているそう。ガイドさんに先導されてスポットを巡ります。
軍艦島観光スポット②
ドルフィン桟橋
船着場。ここから軍艦島上陸。
軍艦島観光スポット②
天川の護岸
島を護る護岸もみどころのひとつだとか。
天川(あまかわ)というのは石積み工法のさいに用いる接着剤のことらしい。
みなで行列ですすむ
軍艦島ツアーでは、規定の遊歩道以外歩かないことを注意され、皆で進みます。
それにしても、よくぞこんなに船に人が乗っていたなあと驚くほど観光客がワンサカ。
軍艦島観光スポット③
総合事務所跡
鉱山の中核だった煉瓦造りの建物。まずはこの総合事務所に顔を出してから炭鉱へむかったそう。共同入浴場もあったとか。
軍艦島観光スポット④
第二竪坑入坑桟橋跡
炭鉱へおりるエレベーター跡地。軍艦島デジタルミュージアムで映像を見ましたが、狭いエレベーターにギュウギュウ詰められて暗い炭鉱におりていくようすがとても怖そうだった。
遊歩道を歩いてスポットへ移動。
廃墟との距離感、かなり遠いです。
軍艦島観光スポット⑤
30号棟アパート(裏側)
観光客が見学できる一番奥、第3見学広場から見える工場、住宅、アパート。
それにしても遠すぎて、なんだか感激が薄れますね。安全面の配慮からしょうが無いのでしょうが、「取り壊し前の古い建物群」としか思えず。
そんなわけで、ちょっとガッカリした見学でもありました。軍艦島ツアーのみどころは、船上から見る軍艦島全景!ですね。
12:15
軍艦島を出航、伊王島経由で常盤ターミナルへ
ツアーは1時間までの上陸と定められていること、そして見るべきところが少ないため、アッサリと終了。船へ戻ります。
帰りの席は、自由席。優先搭乗なども関係ないので、見学を終えたらできるだけ早めに船に戻ろう。好きな席が選べます。
乗船が終えたら、軍艦島から出航。
軍艦島アイス
車内販売スタート。カステラアイスなる商品。なにそれ〜〜!と思わず買ってしまう。
カステラの柔らかさは残っているのに中身はちゃんとアイス。なにこれどういうこと!?
すごいと感激していたけれど、この「カステラアイス」は長崎のメジャーなアイスのようで、このあと長崎市内を歩き回ると色々なお店で販売されていた。ぐぬぬ・・・
軍艦島ツアー回数券が配布された
3回乗船したら1回無料になるカードが配布されました。
軍艦型がカワイイ。集まるまでにはなかなかハードルが高いですが、とりあえずもらっておく。
13:15
常盤ターミナル到着
1時間ほどで常盤ターミナル到着。お疲れ様でした!
午後の部のお客さんたちが並んでいました。それにしてもすごい人気だな。
まとめ
天候に恵まれ、無事に上陸できた「軍艦島ツアー」。航海していると突如現れる要塞のような島の姿には、わかっていてもやっぱり驚かされました。
保存がむずかしく今後の観光はどうなるのかと心配される要素もあるらしいので、気になる人は早めに訪問しておくのが良いかも。
今回参加したツアー情報
今回参加したツアーはこちら
催行会社:軍艦島コンシェルジュ(公式webサイト)
軍艦島上陸・ミュージアム付プラン
料金:¥5,300 (軍艦島入場料¥300別)
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