大阪在住の会社員コムギの、
週末で行くスパルタントラベラー日記。
週末電弾丸旅行!
秋の長野編。
この記事は、
● 秋の志賀高原、大沼湖周遊コース
ハイキングにしたらハードで、登山というにはイージーすぎる?
手軽に絶景が楽しめる、志賀高原の大沼池めぐりコースを歩いてきました。
約4時間のハイキング、ご覧ください。
志賀高原
大沼池めぐりコース
マップもダウンロードできます。
志賀高原
硯川登山口へ
前日は、渋温泉郷のつばたや旅館に宿泊。九湯めぐりを楽しんだ。
出発は、渋温泉郷から。長電バスで登山口へ向かいます。
渋和合橋バス停
渋和合橋バス停から乗車。
終点ほたる温泉バス停まで、ぴったり1,000円の運賃。
長電バス 奥志賀高原線 ほたる温泉行き
渋和合橋~ほたる温泉(硯川) 40分 ¥1,000
始発便だからか、乗客は私一人。バスは貸切。
ちょうど紅葉シーズンの志賀高原。美しい!
時間調整の停車中、写真を撮ってきて良いですよと運転手さん。絵に描いたような美しい場所。
スキーのシーズンは様変わりするから、また来てくださいねと運転手さん。雪景色がまた、美しいのだとか。
スキーをしないから雪山に縁がないまま生きてきたけれど、雪景色と温泉を楽しみにくるのもアリなのかもね。
ほたる温泉バス停下車
マップには硯川(すずりがわ)と表示されているけれど、バスに乗るときは「ほたる温泉」で下車。名前が変わったかな。(白根火山線は、白根山噴火中のため運休中)。
トイレあり
バス停前にトイレあり。雪山使用の頑丈なつくり。清潔でした。
ここから大沼の中心地・エメラルド大沼までトイレはありません。昂ぶるなよ、私の尿意。
硯川登山口
※前山リフトは冬季運休中
前山リフトは、ただいま運休中。登山道だと約20分。20分で済むならば、まったく問題なし!磐梯山の表登山口ルートもスキー場を歩くコースだった。あれは、きつかった。
【記事挿入;磐梯山】
こちらの登山道は、大沼池周遊ルートのなかで、数少ない登山エリア。登りたくない方、体力に自信がない方は、リフトがあれば、迷わず乗ろう。
前山山頂(リフト降り場)
登山口より20分で到着。リフト降り場はここ。
前山湿原
ここからが、「志賀高原・池めぐりコース」のスタート。
渋池
すぐに現れる大きな池。独特の景観に感激。
志賀高原の湖は、火山口だったところ。浮島もある!
本当にプカプカ浮いているのかは、定かではない。遠くて見えない。
歩きやすい道が続く。倒木も。危ないじゃないか。
雪が少し残っている。先週に雪が降ったらしい。
薄氷も張っている。
パリパリと踏みつけて、氷を割るのも楽しいな。
このときは雪にはしゃいでいたけれど、この雪に、のちのち苦しめられることになるのでした。
木の割れたところに、コンモリと苔むす。
分岐
志賀山登山コースと、池めぐりコースの分岐点。平坦な道が続く池めぐりコースを選ぶ。
このあたりから、溶けていない雪で苦しめられる。
滑りそうで、怖いよ。
転びたくないよ。
氷柱も発見。
これ、より高度が上がる登山コースを選んでいたら、もっと積雪がひどかったのかな?
木々の奥にみえる雪原。
雪原から湿原に様変わり。
沼めぐりコースのみどころのひとつ、四十八池湿原だ。
四十八池湿原
湿原の前に、大きな東屋あり。
小屋もあったけれど閉鎖中だった。
ここで食事休憩。誰も来ないな。
四十八池湿原を進む
四十八池は湿原帯。遊歩道を進みます。
湿原のなかを悠々、進む。
湿原を歩くのは、楽しい。
こんなところに、わたし一人きり!
山でのそんな時間が、とても好き。
水はこんなかんじ。生き物の気配は、ない。
浮島がぷかぷか。
振り返った景色。
あっというまに湿原を通過。普通に歩けば5分程度です。
鳥居の分岐(道を間違える)
四十八池の遊歩道がおわると、赤い鳥居。湿原の果てに鳥居なんてステキじゃないか!
なんにも考えず、鳥居をくぐって先に進んでしまう。これが間違っていた。
この鳥居は分岐でもあって、鳥居をくぐって進むと、志賀山山頂へいく道だった。池めぐりコースは、鳥居とは逆の、右側の道だった。
そんな間違いに気づかないまま、登ること30分。平坦な道だときいていたのに、めっちゃ登るやんか~と突っ込みながら、登る。
登山コースだものね。
そりゃ、登るよね。
分岐(裏志賀山,山頂へ)
裏志賀山の山頂への分岐で、コース間違いに気づく。帰りのバスは絶対に予定通りに乗りたいのに、コース間違いにより1時間ちょっとロスしていることが発覚。
詰んだか・・・?
途中で走ればいけるかな?
こういう公式ルートマップの所要時間設定は甘いものだし。
腹をくくる。時間はないのに、さらに5分のぼって裏志賀山の山頂へ。だって、ここまで登ってきたんだもの。
裏志賀山の山頂(絶景ポイント)
評判どおりの絶景だ。裏志賀山からのぞむ大沼のブルーがいちばん美しかった。
もう、2時間後のバスに遅らせてもいいかもね。そんな甘えた考えが脳裏をよぎるも、なんとか出発。
ダッシュで鳥居の分岐まで駆け下りる。
30分で登ってきた道を10分で駆け下りた。やればできる!
鳥居の分岐(戻ってきた)
ふたたび鳥居へ。1時間のロスがあるけれど、どれだけタイムを縮められるかしら。
ここからのゾーンは、ふたたび積雪に苦しむ。
雪が解けて凍った道は、滑りそうで怖い。
走りたいのに、怖くて走れない。ジレンマに苦しむ。
大沼池の下り階段スタート
この下り階段、どこまでも続く。逆コースだと、精神的にもきつそうだ。
雪が気になって足元ばかりみていた。ふと顔をあげると、雪の向こうにブルーが見える!大沼池だ。
池を眺めながら進む。テンションがあがる。山が好きだわ。
エメラルド大沼
(トイレあり)
志賀高原沼めぐりコース、途中唯一のトイレスポット、エメラルド大沼。
大沼池
チラチラ見えていた大沼に、やっと辿り着いた。強酸性の沼につき、魚がすまない大沼。この青色の理由は科学的に解明されていないとのこと。福島の五沼とか、白神山地の青池とも一緒だね。
この大沼池は、志賀高原ビールのロゴにもなっているんだって。下山後に立ち寄ったビール店で教わった。
時間がない。急がなくっちゃ!
ふたたび、コースへ。
ここから池尻までは、大沼池沿いに歩くコース。
綺麗だなあ。ブルーの色が、変わっていくなあ。ついつい足を止めてしまう。
松の木越しに見える、赤鳥居。
大沼池池尻
大沼池の終点。
光の加減で青色が違って見える大沼池。池尻からのブルーが、より濃くて綺麗だった。
大沼池の横に鎮座する巨大な石碑。刻まれた吉田桜山翁って、誰なんだろ。地元の名士かな。この謎は、下山後に荷物を引き取りに立ち寄った、つばたや旅館にて、解を得る。
吉田桜山翁は、資材を投げ打って大沼から渋温泉郷へ水を引いてきた方で、つばたや旅館のご先祖様とのこと。先にお話しておいたらよかったですね、と女将。
大沼池池尻からバス停まで(整備された道)
大沼池池尻からバス停までは、約1時間ほど。工事用車両も通行する平坦で舗装された道が続く。歩きやすい、ありがたい。
横手川沿いの一本道。
ピンクっぽく見えるのは、針ノ木平。幾何学的にも見える、整然とした山。
1時間ほどで、国道に合流。
大沼池入口バス停
ゴール!バス停そばにはトイレもある。
バスまで、あと30分。なんだ余裕じゃないの〜。走る必要は、なかったな。
でも、
公式ルートマップの所要時間設定は甘いものという私の期待は、当たっていたということね。
それに調子に乗らず、きちんとマップを確認していこうっと。
おしまい。
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