天狗伝説の残る「勝運」の神社、
太郎坊宮への参拝記。
約800段の階段を登る、ハードな参道。
のぼりきったら、絶景も楽しめた。
参拝した時期
2024年12月
湖東三山めぐりをするための前日移動をするみちで、立ち寄り参拝しました。気軽にいくには、ちょっとハードだったかな。
太郎坊宮について
基本情報
太郎坊宮(阿賀神社)
拝観無料(2024年12月)
住所:滋賀県東近江市小脇町2247
Googleマップ
公式サイト
太郎坊宮はこんなお寺
神宿る霊山
ご神体は、赤神山そのもの。赤神山(太郎坊山)は岩石が露出し、見るからに神秘的。
いまでも山頂は、磐座が祭祀場として存在している。(リーフレットより)。
天狗伝説
太郎簿宮の正式名称は阿賀神社(あがじんじゃ)。山名にもなっている「太郎坊」とは、この山を守護する天狗のこと。
勝運の由来
御祭神は、正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(マサカアカツカチハヤヒ アメノオシホミミノミコト)。
神社のリーフレットによると、ご神名の意味が、
正に勝った、私は勝った。
旭日が昇るかのように、鮮やかに、速やかに勝利を得た
と勝利を象徴する意味があるため、勝運信仰に繋がったとか。勝運のお守りをいただくこともできます。
石段の数、約800
御神体・赤神山の中腹にある神社へは、ふもとからスタートすると約800段。ひー。中腹に駐車場があるので、車ならばショートカットできる。
のぼりきったら、絶景が拝めます。ありがたさも倍増。
夫婦岩
大きな大きな夫婦岩。
- 夫婦岩は天狗の住処といわれている
- 太郎坊宮の神様が、大岩を2つに割り開いて通られた跡
- 幅80cmの岩の間を通る
所在地・マップ
所在地:滋賀県東近江市小脇町2247
太郎坊宮へのアクセス
近江鉄道・太郎坊宮駅から徒歩12分。駅から一本道でした。
太郎坊宮
参拝記録
スタート:太郎坊宮駅
近江鉄道の太郎坊宮駅で下車。簡素にもほどがあるシンプル駅舎。無人駅。土曜日の午後、下車したのはわたし一人。
一の鳥居
駅すぐの交差点に一の鳥居。
参道はここからスタート。
岩肌が露出している。
「とびだしとび太」を見かけると、滋賀に来ているなあと実感する。

「とびだしとび太」
紅葉シーズン終わりかけでしたが、まだ綺麗。
太郎坊宮 御神田
ご神体にむかっての鳥居と御神田。
二つ目の鳥居。
遥拝所
山の中腹に拝殿があるため、遥拝所が設けられている。地元の方が通りすがりに立ち寄り参拝されていた。
鳥居
中腹といっても、結構高台にあるよなあ。
地面には、イチョウがびっしり。
いよいよ、登り始める
「太郎坊大権現」の大きな石碑の脇から、いよいよ階段スタート。
ここより本社まで326メートル。ピンと来ない。
赤神山 成願寺
階段地獄の太郎坊宮で、最初に休憩できる場所。太郎坊大権現はこちらに祀られている。
ふたたび、階段スタート。
すぐに、木製鳥居がずらりと並ぶゾーンに突入。
中門を通過。中間地点だと思いたい。でも違っていた。
柵に囲まれた石は、「不上石」。
不上石:
明治初年までは、参拝当日に魚鳥肉類を食べた者はここから上に登ることが出来なかった
石は、魚の形をしている。

落ち葉で魚っぽさは行方不明
ここから本殿まで160mだって。「段」で教えてくれ!
振り返ると、鳥居がびっしり見えた。
祈祷殿
願掛け天狗。とりあえず、玉をナデナデしておこ。
表参道へ進む前に、平地ゾーンで少し休憩。
売店があり、おだんごが販売中。
ゆっくりできるベンチもある。
とび太が天狗バージョン。
表参道を登る
ふたたび、のぼりを再開。表参道から進みます。ぐるっと本殿を参拝して、裏参道から戻ってくるコース。

分岐点

ここからは110m。

ゆるキャラ「かあくろう」

長楽殿

まだまだ登る

霊験あらたかな御霊水
*
振り返ると紅葉が綺麗。
稲荷社
夫婦岩手前にあった小さな稲荷社。
夫婦岩
巨岩の割れ目を進むことができる。入り口の前には重厚な銅鳥居。
人間ひとりが通れるほどの、割れ目。
夫婦岩の狭い隙間を抜けると、本殿がありました。
本殿
階段を登って参拝。
階段横には、授与所がありました。

授与所
お守りには「勝」の一文字。潔い。
展望台
拝殿から見下ろした眺め。
よい眺め!
石段をのぼりおえたあとだし、この参拝いちばん、アドレナリンは最高値に達した。
横には、夫婦岩。
くだり(裏参道)
帰りは女坂・裏参道から下っていく。
道の途中には、七福神の石像が点在している。

寿老人
鎮魂窟
一度は見逃してしまった、すこし高い所にある窟。
のぞくとこんな感じでした。
一願成就社
お百度参詣道
一願成就社の横の細い道をとおって、参詣道へ行くのも忘れずに。
天狗像。境内いち、天狗らしいお姿。
行き当たりには「心願十倍石」。
ここは山岳信仰の聖地、もちろん役行者像も鎮座。

役行者像
裏参道ふたたび
コースに復帰。
赤神山不動明王尊
最後のオオトリは、池の奥におはしまする不動明王。でも池もあるし高いところにあるしでお姿は拝めず。
あ!手水するのを失念していたわ。
こちらは、登り道で休憩した断固販売もしている休憩ゾーン。
歌人・在原業平の絵が掲げられていた。なにか関連があるのかな?歌とか詠まれたのかな?
まだまだ見応えのある紅葉。
ここからは、行きとおなじ階段を下る。
鳥居がつづく。新しい鳥居に、巫女さんが日付と奉納者の名前を書いているところでした。どなたかが奉納したのだな。
神社をしめているところだった。
下山完了。
太郎坊宮駅へ
近江鉄道駅へ向かいます。
日が暮れてきた。

野面燈篭
太郎坊宮前駅
おしまい。
週末弾丸 滋賀県
この旅のスケジュール
太郎坊宮
湖東三山
百済寺
(百寺巡礼 第35番)
金剛輪寺
西明寺
(百寺巡礼 第34番)
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