ニコ・ピロスマニをご存知ですか?
ジョージアの国民的画家の彼について、トビリシのナショナルギャラリーでの鑑賞ガイド、日本で購入できる予習本&DVD情報をまとめました。予習をしておくとジョージアへの旅がより一層楽しめますよ。
目次 1.ニコ・ピロスマニってどんな画家? 2.日本で予習する!ピロスマニの本&DVD 3.ピロスマニの絵画を展示する美術館 4.ナショナル・ギャラリーでピロスマニ鑑賞 5.ピロスマニの複製画が飾ってあるレストラン 6.ピロスマニに会いに行こう
ニコ・ピロスマニってどんな画家?
ジョージアの国民的画家
ニコ・ピロスマニはジョージアで活躍した画家。貧困のうちに亡くなりましたがその作品は愛され続け、彼の肖像は1ラリ紙幣に印刷もされている。1ラリは紙幣ではなく通貨が流通していて、お目にかかれなかったけれど。
放浪の画家
定住せず、定職を持たず、酒と食事をいただく代わりに居酒屋に飾る絵を描き続けたピロスマニ。「放浪の画家」「孤高の画家」とも呼ばれています。
加藤登紀子の歌う「百万本のバラ」モデル
歌の主人公である「女優に恋をした貧しい絵描き」こそがピロスマニ。
フランス人女優に恋をしたピロスマニが彼女をモデルに描いた絵。ピロスマニの代表作のひとつ。
恋が歌になるなんて、
そしてジョージア→ ロシア →日本へと歌い継がれるなんて。
なんてロマンティックな人生なのか、ピロスマニ。
画家としてのピロスマニ
暗い絵の具が印象的
暗い色彩のピロスマニの絵。
生活は貧しくても画材はみなが援助してくれたそうで、その時代ではかなり質の良い画材を使用しているのだとか。それが現在でもピロスマニの絵が劣化しない理由のひとうだとか。
元祖ヘタウマ
大変失礼ではありますが、はたしてピロスマニは絵がうまいのか?というと謎な部分も。少なくとも、超絶技巧系とは言えないのでしょうか。
顔、潰れちゃっているし!
幼稚園児が書くような太陽。印象派??
画伯の手によるものとは思えない単純さもある。
でもそれも魅力のひとつ。私は好きです、ピロスマニ。ジョージア国民に愛されるのも頷けます。
日本で予習する!ピロスマニの本&DVD
はらだたけひで先生の本
絵本作家はらだたけひで先生のピロスマニの本。ピロスマニ作品の予習にもピッタリ。
映像で知る!DVD「放浪の画家 ピロスマニ」
レビューの評判が良くて、つい買ってしまったDVD。だって図書館でも貸し出しがないんだもの。充実したジョージア旅にしたく、予習したかったのです。ま、次にジョージアへ旅する友に貸し出せば良いよねえ。
解説を読んでからでないと理解できないコムギはオツムが弱いのか
あらすじを知らなかったら「?」なことも、あったかも。初見や事前知識がなければ、難解な映画かな?
DVDには、はらだたけひで先生の解説が載っているブックレットもついています。ブックレットを読んであらすじを把握してから鑑賞すると楽しめます。はらだたけひで先生の文章は読みやすくて、ブックレットを読むのも楽しかったです。
DVDだとジョージアの文化が映像とともに理解できて、旅まえに観ておいて良かったな。DVDおすすめです!
ピロスマニの絵画を展示する美術館
ピロスマニ作品は、ほとんど国外流出しておらず、
ナショナル・ギャラリー
@トビリシ
シグナギ美術館
@シグナギ
ナショナル・ギャラリーでピロスマニ作品を鑑賞
トビリシにあるナショナルギャラリーでピロスマニ絵画を鑑賞しました。ズラリと並び見応えありです。
アクセス
メトロの最寄駅は自由広場(Liberty Square)
メトロ・自由広場駅が最寄ですが、トビリシ観光もろくにしていないコムギは、一つ手前のルスタヴェリ駅から歩きました。
メインストリートでもあるショタ・ルスタヴェリ通りは歩いていても楽しい。
露店の古書販売があちこちにある
トビリシを歩いていて驚いたことは、いたるところに古書販売の露店があること。みなさん読書家なのかしら。
ピロスマニの画集も並べられていた。
道路をまたぐには地下道で
幹線道路は広く、歩行者用の横断歩道が少ない。
ナショナルギャラリーの外観
隣にある国立博物館と間違えないように。少し小さめの建物のナショナルギャラリー。ピロスマニの作品を収蔵しているのはこちらです。入り口は裏側です。
チケット料金:12ラリ(外国人料金)
外国人価格が存在した。「地球の歩き方」には5ラリと記載されているけれど2019年夏は違っていた。
荷物はロッカーに預ける
チケット購入時、
ちなみに、トイレも地下1階にあります。
ピロスマニの展示室は2階奥
ニコ・ピロスマニは2階奥の部屋にズラリと並びます。
わずか60分の鑑賞時間ということもあり、コムギはピロスマニに絞って鑑賞しました。
ズラリと並ぶピロスマニの作品
海外の美術館って、至近距離で本物を鑑賞できるのが楽しいですよね。海外旅行へ行くようになり、美術館が好きになりました。
ギャラリーは、広々とした空間。ソファに座って鑑賞することも可能。
とても贅沢な時間です。
ナショナルギャラリーのピロスマニ作品
しばらくすると空いてきて、貸切になる時間も。
アートショップで売っていたもの
ピロスマニの関連グッズも売っていた。衝撃なのはこちら。
なんやねん、この靴下!アジアの露店商を思い出します。
自分へのおみやげに絵ハガキ購入
コムギは絵ハガキを購入。美術館へ行ったら記念に1枚は買うようにしています。集めてもかさばらないしね!1枚1〜1.5ラリ。50円前後です。
コムギっぽい絵も発見しました。こんな絵もあるのか。
ピロスマニの複製画が飾ってあるレストラン
トビリシの自由広場駅付近にあるジョージア料理店にて、
ピロスマニは居酒屋での飲食代として、
ピロスマニに会いに行こう
ジョージアの偉大な画家、ニコ・ピロスマニ。
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