ジョージアの秘境とよばれるスポットのひとつ、「ツミンダ・サメバ教会」を「車道+トレッキングルート」で向かってみた写真付き記録。タクシーで行ったら見ることができない絶景も拝めます。体力のあるかたにオススメです。
絶景!ツミンダ・サメバ教会
ジョージア軍用道路でカズベキ村へ
ツミンダ・サメバ教会は「ジョージア軍用道路」で向かう「カズベキ」からアクセス。
教会へのアクセス:タクシーまたは徒歩
カズベキの街から、山上にあるツミンダ・サメバ教会までは公共交通機関はありません。うようよ待機しているタクシーに乗るか、徒歩で向かうかの2択です。
タクシーで移動
・往復 40ラリ(待機時間含む)
・所要時間:片道10分弱
徒歩(トレッキングルート含む)
・無料
・所要時間:
片道1時間15分(Googleマップ数値)
実際は、2時間(途中で適宜休憩ふくむ)
タクシーだと一瞬で到着します。カズベキ村では他にすることがないし、歩くのが好きなコムギはトレッキングルートを含む徒歩コースを選択。
絶景も楽しめるので、健脚なかたには徒歩コースを挑戦されてはいかがでしょうか?
歩き始めるまえに腹ごしらえ
ジョージア軍用道路のロングドライブを経て、トレッキング前に腹ごしらえ。カズベキ村のレストランにて。まあ美味しいけれど、絶品でもなかった。
ツミンダ・サメバ教会はトレッキングルートを実際に歩く
ツミンダ・サメバ教会は山の頂上にあるため、往路は坂道がつづく辛い道のり。
地図
カズベキのバスターミナルから、ツミンダ・サメバ教会(ゲルゲティ三位一体教会)へ、今回オススメするコースは徒歩1時間20分。
コムギの登ったトレッキングルートはこちら。
途中まで車道を歩き、ハイライト部分でトレッキングに切り替えるルート。
トレッキング部分は上の地図の赤字のみ。それまでは車道を歩きます。
本格的なトレッキングルートもありますが、メスティアでの登山の悲劇もあるし、なるべくいいとこどりのルートがいい。
いざスタート!ツミンダ・サメバ教会へ
カズベキのバスストップからすぐの食堂で食事をしたあと、いよいよツミンダ・サメバ教会へ。
ツミンダ・サメバ教会は、「ゲルゲティ三位一体教会」とも呼ばれている。標識は「ゲルゲティ」を目指そう。
はるかかなたに見えるゴール
歩き始めて遠くに見える教会。本当にたどり着けるのかしら。。
すぐに坂道がつづく
途中で、ワインボトルが可愛らしいお店も。
崖には十字架が。
集落を通りぬける
しばらく歩くと、集落エリアに進みます。
こういう、なんてことのない道を歩くのも楽しいね。
車道を延々と歩く
まだまだ続きます。
振り返ると、絶景!そして他にも登山者がいる。
キャンプを楽しむファミリーを横目で見つつ、進む。
車道を通る馬の姿も。ここは家畜と共存する国、ジョージア。
ふと見る景色が絶景。でも暑い。坂もきつい。
分岐点、トレッキングルートへ
ようやく、トレッキングルートの入り口へ。すこしわかりづらいので注意。
予想よりもだいぶん、急な坂。Googleマップでは「ゴールまであと、11分」と出るけれど、絶対無理でしょ!な急な山道。
トレッキングルートではなく、そのまま車道を歩き続けるルートもあります。
上の地図の↑青いルートが車道ルート。長そう・・・!
実際にトレッキングルートをみて怖いなと感じる方は、長いですが傾斜の緩い車道ルートを選びましょう。
滑りやすい!傾斜がきつくて怖い
とにかくしんどくてなかなか進まない、トレッキングルートの坂。
途中で休憩。たった11分のルートなのに休憩?なんて思うなかれ。とても傾斜がきつくシンドいのですよ。
他の登山者もみんな休憩しているし、カズベキ村の絶景も見えます。
頂上を目指すだけが登山にあらず。のんびり休憩を楽しみました。
まだまだ、登り続けます。
トレッキングルートの醍醐味、それは絶景
車移動では見えない絶景がトレッキングルートにはあります。
それは、下から見上げるツミンダ・サメバ教会。
かわいい野花も咲いています。フラワーハイキング!
ですが実際は、花を愛でる余裕なし。
坂がきつくて汗だく、転げ落ちそう。トレッキングポール、必携ですよ。
近づいているようで、なかなかたどり着かない教会。
ようやく到着
ようやく頂上付近へ。
あー疲れた。でもこの角度から眺めることができるのはトレッキングルートから!
天気が悪くて奥のカズベキ山は見えない。
多くの観光客が教会にいるのが見える。こっちは絶景見てきたんだからね。
ツミンダ・サメバ教会
ようやく到着したツミンダ・サメバ教会。タクシーや自家用車できた観光客でいっぱい。
売店・トイレはない
山上には売店もトイレもなかった。
こんなに観光客がいっぱいいるのに、なぜなのー。車道もあるんだから運搬も楽でしょうに。トレッキングルートで水を飲み干してしまったコムギは怒り心頭。
井戸水が飲める
売店はありませんが、冷たい井戸水が汲み上げられているのでそちらを飲む。ありがたい!
お腹壊さないかしらと不安になりつつも、喉の渇きが耐え難く、ありがたく飲む。冷たくて美味しい。ちなみにジョージア含むコーカサス地域のお水は硬質。
復路の分をペットボトルに詰めて。
お腹は壊さなかったことをご報告しておきます。
教会は無料、女性は着衣ルールあり
入場料などは不要。自由に入場できますが、女性はスカーフを被り、肌を露出しない、ズボンを履いていたら布を巻いてスカートにするなど厳しいルールがあり。無料で貸し出してくれます。
絶景が見える
教会敷地からは絶景が見えます。まあ、トレッキングルートにて眺めてきて風景なんですけどね。
復路:同じルートでカズベキへ戻る
帰りも同じルートで。正直な気持ちは「もうウンザリだ」です。往路だけで十分だ。
くだりのトレッキングルートは怖い
怖い理由は「滑りやすい」こと。下りは登りよりも体は楽ですが、すべって転びそうで気を抜けません。へっぴり腰で下る。トレッキングポールがあれば大丈夫かな。
それにしても、絶景だわ。
ふたたび車道を歩く
下りのトレッキングルートは10分程度で乗り越え、あとはひたすら車道を歩くだけ。登るのは大変だったけれど、下りは爽快だわ。
歩き出すやいなや、走行中のバンに声をかけられる。
男 性:乗っていかない?
コムギ:いくら?(2ラリくらいならば乗ろうかな)
男 性:10ラリだよー
高い〜〜!
10ラリはおそらく相場だろうけど、まだ歩けるし、お断り。もうしんどい部分はクリアしたしな。
男 性:じゃあ、いくらだったら乗る?
コムギ:いや、いいです。わたし、歩くの好きなんです。
バイバーイと去っていったと思いきや、すぐにバックで戻ってきた。
男 性:HAHAHA! タダでいいよ。乗りなよ!
お、お金がないと思われたのかしら?好意に甘えて載せてもらうことに。
他には別の乗客も。どうやら相乗りだったみたい。みなさん降りるときにいくらか払っていました。私だけタダです、ありがとう。若干、気まずい。
ちなみに、徒歩50分のところ、5分もかからず到着。車はすごいな、楽チンだ!
ビール休憩
バンは、カズベキ村の車だまりへ到着。ジョージア軍用道路ドライブで到着したところと同じ場所です。
予定より早く着いたし、トイレも行きたいし、とりあえずビール休憩だ。
目の前のレストランでビール。カズベキの地元メーカーみたい。
帰りはふたたび、乗合タクシーでトビリシへ戻りました。
トライしてみる?ツミンダ・サメバ教会のトレッキングルート
ご紹介したルートは完全トレッキングルートよりも負担が軽く、ハイライトだけトレッキングするおすすめルート。
なかなかキツくはありますが、トレッキングルートの道中、下から見上げるツミンダ・サメバ教会は「これぞジョージア!」と感動すること間違いなしの絶景。体力に自信があるかた、ぜひトライしてみることをおすすめします。
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