シルクロードの中枢オアシス都市・サマルカンド。
サマルカンドのイスラム建築に貼られているタイルの青色は、その美しさからサマルカンド・ブルーと呼ばれている。
日本の空よりも濃いブルーの空との組み合わせは、とっても美しい。
すっかり、このサマルカンドブルーの虜になりました。
そんなサマルカンドブルーで彩られた、サマルカンド必訪スポットをご紹介します♪
目次
- レギスタン広場
- 死者の道(シャ-ヒズィンダ廟群)
- ビビハニム・モスク
- グーリ・アミール廟
レギスタン広場
サマルカンド観光地ナンバーワン!シルクロードの顔、レギスタン広場。
レギスタンとは「砂場」の意味。
チンギス=ハーンの襲来以降、サマルカンドの中心地となって栄えたこの場所。
当時は、国家行事の執行や罪人の処刑も行われていたらしい。ちなみに、罪人を布袋の中にいれて縛り、塔の上から投げ落とす処刑スタイルだそう。
こ、こわい・・・!
現在は3つのマドラサ(学校)が建っている。
レギスタン広場
Регистон Майдони / Registon Maydoni
[中央] ティラカリ・マドラサ
ドームのブルーが、空のブルーと同化しそう!
入場すると、内部は広場になっています
ゴールドでまばゆい礼拝所
ティラカリ・マドラサ内の礼拝所。ゴールドがまばゆい!
ティラカリとは「金で覆われた」意味なんだって。
天井のドームも、まばゆいゴールド。
アラビア文字や幾何学の文様もキラキラ。
息をのむ美しさ・・・!
[右] シェルドル・マドラサ
3つのうちで一番あざやかな外観
ドームにもタイルで文様が描かれています。細い仕事です!
ミナレット
きれい・・・。
こんなに美しいタイル張りのミナレットから、罪人を投げ落としたのですね。。
イスラームのタブー:偶像崇拝を破る
イスラームといえば、偶像崇拝を否定しています。だからイスラム建築には人や動物のモチーフが使われません。幾何学文様だからこそ、時代を超えた普遍的な美しい様式をつくりだしているのかも。
しかし!このシェルドルマドラサの入り口アーチには、ライオンと人の顔が描かれているのです!
なんか、おてもやん ってかんじ。
領主が権力誇示のために、あえて偶像崇拝の禁を破らせたそう。
宗教の禁を破ることが権力誇示になるなんて、お金持ちの見栄って見境いないなあ。。建築家が責任を取って自殺したのだとか。。
なかは広場です
お土産物やさんもあります。
ものすごく客引きされるので、おちおち建物を眺めてられません。
[左] ウルグベク・マドラサ
ウズグベク・マドラサは、中には入れませんでした。なぜだろう??
レギスタン広場へ夜にも行くべし!
お昼の青とまたちがった、日が落ちた直後のレギスタン広場。
幻想的でとってもステキ!
死者の通り/シャ-ヒズィンダ廟群
死者の通り(シャ-ヒズィンダ廟群)
Шохи Зинда Ансамбли / Shohi Zinda Ansambli
「死者の通り」という響きがオドロオドロしい。
ティムールゆかりの方々の霊廟がならぶ通りです。
狭い通りにブルーのタイルで彩られた美しい霊廟がギッシリと並ぶさまは、宝石箱のような美しさと例えられる。
説明不要!
サマルカンドの宗教建築の中ではダントツに綺麗なブルーでした♪
奥には驚きのお墓があった!
ティムールゆかりの方々の霊廟を通り過ぎたら、奥には一般の墓地。
顔写真いり!
その発想はなかった。日本はもちろん、他の国でもいまだかつて見たことないわ。
男性の右には、スペースが空いている。
ということは、奥様はご健在で、亡くなられたら横に刻まれるのかしら?
名前や戒名だけ刻まれているより親しみやすいかも!お参りする側としては。
でも、夜、ちょっと怖そう?
ビビハニム・モスク
サマルカンド最大のモスク。
ティムールが完成を急がせたことと構造の問題から、建つやいなや崩壊が始まったのだとか。
というわけで、門の横は崩壊していました。
ビビハニム・モスク
Биби-Ханым Масджиди / Bibi-Xonum machiti
モスクの中には入れない
バザールのすぐ隣にあります。
ビビハニム・モスクの内部は公開されていません。
入場しても、内側から眺めるだけ。
外から眺める方がキレイです。
サマルカンドのまちを屋根の上から眺める
入場門の横の崩壊しかけている塔に登ってみました。ただしワイロを支払って。
そのエピソードはこちら。
グーリ・アミール廟
チンギス=ハーンが破壊し、ティムールが建てた
との言葉が残っているくらい、ここサマルカンドでは英雄のティムール。
たしか、外征先ではチンギスハーンに負けず劣らず残虐だったようですが。
グーリ・アミール廟では英雄ティムールとその一族が祀られています。
グーリ・アミール廟の入場門
グーリ・アミール廟
Амир Темур / Amir Temur
わりと賑わっていました。
黒色は英雄ティムールの棺
棺はあるけれど、ホンモノは3メートル下にあるそうです。
そりゃ、そうよね!こんなに無造作に置かれているわけないもんね。
ゴールドがまばゆい内部
幾何学文様とゴールド、ブルー。
好きなカラーリングですっ!
外壁は崩壊している
内部のきらびやかさとのギャップに驚いたあ。
快晴の季節のサマルカンドがオススメ!
ブルーの空と、ブルーのタイルがとても美しいイスラム建築。
この景色をみたくて、コムギはウズベキスタンまではるばるやってきました。
快晴の季節にサマルカンドブルーを見にいくことをオススメします。
あなたもきっと、サマルカンドブルーの虜になるはず!
こちらの記事も読まれています
この記事へのコメントはありません。