ネパール

カトマンズ行きのフライトが欠航に!そのときネパール航空の対応は?

 
飛行機から見たネパールは雲だらけ

3連休で大阪・関空からネパールの首都・カトマンズへ。

マレーシア・クアラルンプール経由でカトマンズ入りするルートでしたが、予定していたカトマンズ行きのフライトが欠航になりました。

え!?どうしたらいいの?今日中に着くの?
と、パニック状態に。そんなとき、

ネパール航空の対応は、誠実かつ迅速で、とても安心できるものでした。

クアラルンプール発カトマンズ行き、ネパール航空の欠航時対応について経験談をシェアします。

ネパール航空・欠航時対応まとめ

遅延決定時
朝食用ミールクーポンを配布
大幅な遅延決定時
休憩用にホテルの部屋を用意
欠航確定時
ホテルの宿泊費を負担

※空港への送迎と食事は無料

どれも時間が明確で、迅速な対応でした。

決定事項の伝達やホテルの手配もスピーディーで、早朝フライトで疲れ切った体への負担が軽く済み、とてもありがたかったです。

遅延や欠航に落ち込みましたが、不思議とネパール航空への不満はありません。

フライト遅延〜欠航確定までの流れ

クアラルンプールからカトマンズまで、乗ろうとしていたフライトはこちら。

航空会社:ネパール航空(Nepal Airlines)
08:05 クアラルンプール国際空港出発
10:30 カトマンズ、トリブバン国際空港到着

欠航時の流れを時系列で綴ります。

06:30
チェックインカウンターは長蛇の列

ネパール航空はオンラインチェックイン不可だった。せっかく預け入れ手荷物がないのに、わざわざカウンターに列ぶのはイヤだなあ。そして、驚くべきことに、チェックインカウンターは、凄まじい列だった。

大行列のチェックインカウンター

出発時刻まであと90分ほどしかないけれど大丈夫か?と不安になる。

この時点でフライトは遅延していました。出発時刻には「Delay(遅延)」と書かれている。

そうよね、これだけの人数がチェックインできてなければ、そりゃあ遅延するわな・・・

07:00
全然進まず焦る

ちっとも進まないチェックインの列。

人数もすごいけれど、それよりみなさん、一人一人がかなり大荷物を預け入れているのです。

巨大な預入荷物

計量するだけでも大仕事だろうな。

SONYのテレビを積んでいる人がほとんどであることが印象的だった。ネパールではテレビが高いのかしら。

07:10
優先受付、チェックインカウンターへ

フライトまであと1時間きった。相変わらず、まったく列が進まない。

ですがこの列のみんなと一蓮托生、ノンビリ行こうぜくらいに気楽に構えていたら、ネパール航空の職員に声をかけられ、特別待遇を受けました。「預入荷物ないの?じゃあこっちへ!」

カウンターで仕事をする空港職員

荷物なくてよかった〜。ラウンジに寄る時間あるかな。このときは、そんなことをお気楽に考えていた。

フライト遅延・出発時刻未定と知らされる

飛行機が遅れています。8:05には出発しません。
夜おそくに到着することになるだろう。
君はホテルに連絡した方が良い。

遅延のレベルが想定以上でした。てっきり、1、2時間程度かな?と。

ミールクーポンを渡される

現時点では出発時刻が未定とのこと。2時間後の9時にカウンターに戻るように言われ、ミールクーポンを渡されました。

ミールクーポン

裏はこちら。利用できるお店が書いてあります。

ミールクーポンの裏

ミールクーポン:マクドナルドで利用

一番近くにあり目についたマクドナルドで朝食を。

KLIA1のマクドナルド

専用カウンターあり

ミールクーポン、どうやって使うのだろう?
悩ましく思っていましたがミールクーポン専用カウンターがありました。

フライト遅延時専用カウンター

カウンター常設ってことは、これって、飛行機遅延が常習ってことではないのかしら・・・?

ふと、気になりました。

ミールクーポンの上限価格表を発見

ミールクーポンの使い方がワカラナイ。

・どのメニューでも注文OK?
・いくらまで頼んでOK?
・超えたら自腹なの?

クーポンには全く書いていない。

カウンターで金額表を発見!

どうやら航空会社ごとにミールクーポンの上限額が設定されていると知る。

遅延時の価格表

航空会社の度量がなんとなく窺えますね。

ネパール航空は記載されていない。なので結局いくらまでかは不明のまま。

どうやら”ソーセージエッグマフィン”セット指定らしい

店員さんにクーポンを渡すと、メニューのうち、ソーセージエッグマフィンセットを指示される。

限定メニューでちょっと高めのダブルソーセージエッグマフィンではダメか聞いたところ、ミールクーポンの上限を超えると説明される。チェッ。

朝マック

ここはマレーシアですが日本で食べるソーセージエッグマフィンセットと、ほぼ一緒でした。

09:00
チェックインカウンターへ集合

指定された集合時刻にカウンターへ。

夜便になるのでホテルを用意するからそこで待機するようにとのこと。
1Fの団体ロビーに連れて行かれます。

職員に連れられて空港を移動

1階団体ロビーで待機

ホテルの送迎車がくるとのことで、同じフライトの乗客たちがみな座って待機。

団体ロビーに集合する人々

すごい人数だわ。コムギは後発だったみたい。

ホテルの送迎バスに乗る、
どのホテルになるかは運次第!

10分ほど待つと、つぎつぎと送迎車がやってくる。

ホテルの送迎バス

航空会社職員が、乗客をさばいて車に乗せていきます。厳密に指名するわけではなく、その場にいる人を「なんとなく」振り分けてホテルの送迎車に載せていきます。ホテルは複数あるようなので、ここで運命が決まります。

ですが、コムギは謎の特別待遇を受けました。ネパール男性人ばかりのなか外国人女性はコムギだけだったのかもしれない。乗客に埋もれていても、「コムギ、きみはコチラだ」と呼び寄せて配慮してくれていました。

送迎車でホテルへ向かう

送迎車にのりこんで、ホテルへ向かいます。

慌ててSIMカード設定

遅延&マレーシア待機というイレギュラーな状況となったので、緊急事態用に持参していたSIMカード、”SIM 2 Fly”が役立った。

SIMカードを設定

ホテルへ向かう送迎車のなかで慌てて設定。

今回はカトマンズでSIMカードを買うつもりだったのです。マレーシアでは空港の無料Wi-Fiで済ませていました。今回は予備として財布に入れていた分を緊急使用することに。

こういうイレギュラーな事態が起こったときこそ、通信環境の確保は必須。ホテルや知人、送迎手配先へ連絡しなくてはダメだもの。しかも下調べ無しに飛ばされたマレーシアだし。

やっぱりSIMカードはいつでも日本で調達しておかなくちゃだな。今回は、われながらグッジョブ!

ほんとうに、SIMフリーにしていて良かったよ。

空港から15分、ホテル到着

ホテルの送迎バスで到着

空港から近く、どうやら遅延時の受け皿として御用達のよう。

クアラルンプールは高級ホテルも多いし、今回は航空会社理由だし、ちょっといいホテルかも〜と期待しましたが、ちっともそんなことはなかった。

ホテルの外観

チェックインはスピーディーで、これまた優先してもらえたコムギは、一番に入室できました。

ホテルの受付ロビー

13時1階のカフェで昼食だからそれまで休憩してね、とのこと。
ちなみに昼食も無料です。現地通貨がなくても安心ですね。

部屋で休憩

機内をイメージしたホテルの室内

謎の機内モチーフの客室。清潔に整えられていますが、窓もないしちょっとボロい。

飛行機で眠るつもりが乗れなかったので睡眠不足でシンドイ。しばし休憩。

番外編:
待機時間にマレーシア観光、ピンクモスクへ

次の飛行機は夜といっていたから、せっかくだからマレーシア観光へ。13時に食事提供があるとのことでしたがパスしました。

プトラジャヤのピンク・モスク

ピンク・モスク

寒波がきている日本から、標高の高いカトマンズへいく予定だったので、常夏のマレーシアにくることになるとは思わなんだ。厚手の洋服しかなく、暑くてたまらなかった。

16:00
欠航確定を知らされる

プトラジャヤ観光から戻ると残念なお知らせが。

今夜は欠航となりました。今晩はホテルに泊まってね。
明日の朝4時にホテルロビーに集合だよ。

悲しい気持ちですが、気を取り直して、近くのスーパーまで遠征。

マレーシアの車道

イスラム教徒の多いマレーシアではアルコールを買うのが大変。

30分歩いてビールを買いにいく。

スーパーマーケットでビール購入

こんばんは、ホテルの部屋でヤケ酒だ〜〜!

ホワイトタイガービール6缶

スーパー帰りに調達したサティ・アヤム(焼き鳥)もおつまみに。

サティ・アヤム

これはこれで、楽しい夜かも。

20:00
食事の電話がかかってくる

夕食はパスしたコムギ、フロントから親切にも電話がかかってきた。夕食は無料ですけど食べないのですか?って。

対応:昼食・夕食は無料で提供される

食いっぱぐれているのではないか?と心配してくれていたようです。ありがとう。

食事はホテル下のカフェで提供されているようなので、ホテルから出ないことも可能だったみたい。異国の地だし疲れているしで、ホテルでゆっくり過ごす選択肢もあります。

翌4:00
ホテルロビー集合

出発時刻は8:05の便。ホテル集合時刻は04:00、まだ真っ暗。少し遅れてロビーに向かうと、すでに人だかりができている。

バスに並ぶ人々

マイクロバスが2台きて、どんどん乗り込んでいく。

バスの車内は超ハデ!

空港までの送迎バス

朝4時からこのテンションのバス

クアラルンプール空港到着

眠っていたら一瞬で到着していた。疲れたあ。

チェックインはスムーズ

昨日の長蛇の列と違い、とってもスムーズなチェックイン。5分も待ちませんでした。

KLIA1のチェックインカウンター

バスを降りてから小走りでチェックインカウンターへ急いだことが勝因かな?

乗客たちの大荷物は昨日の段階で預け入れたままのようで、その手間がないせいかもしれない。

08:05
定刻通り出発。ようやくカトマンズへ

ネパール航空機

なんとか無事にカトマンズへ向けて離陸。本当にほっとしました。

飛行機では爆睡したいところですが、「ヒマラヤが見えるかも!」という期待で興奮状態のため、ほぼ窓の外を眺めて過ごしました。

飛行機から見たネパールは雲だらけ

なのに、分厚い雲でヒマラヤは拝めず。。

チェッ、ついていない。
ついていないときはトコトンついていないものですね。

カトマンズはお天気が悪かったです。

機内から見たカトマンズ

まとめ:ネパール航空の欠航時の対応は申し分ナシ

遅延からの欠航で、翌日便への振替となったネパール航空のフライト。

ネパール航空の対応は、とても迅速でよかったです。

・状況と、目安の時刻を適宜お知らせしてくれる
・ミールクーポンあり
・ホテル手配が迅速
・食事は無料提供
・ホテルまでの送迎バスあり

遅延や欠航に落ち込みましたが、不思議とネパール航空への不満はありません。しっかり対応してくれたな、というのが感想。

ネパール航空、クアラルンプール〜カトマンズ便の欠航時の体験記でした。

できるだけ遭遇したくないフライト遅延&欠航ですが、これぐらいの対応はしてもらえるんだなあ、と知っておくと、いざ直面したときに戸惑いませんね。

どうか、もう二度と欠航の憂き目には遭いませんように。

余談:関空〜カトマンズの直行便が就航するらしい

なんと2019年春に、関空からカトマンズの直行便が就航するらしいのです。

それも、ネパール航空で!

ネパール航空機

クアラルンプール経由で苦労して乗り継ぎしたのは一体なんだったんだろう?

乗り継ぎありでシンドイ上に、航空料金は10万円と高かった。

直行便が出るなんて。それも成田路線ならば「どうせ東京デショ」と諦めもつくけれど、コムギのヘビーユース・関西路線なんて!!あと半年待てば良かったのですかね。

悔しい。でも、いまいきたかったらしょがないのかな?

欠航リスクを踏まえても、次にネパールへ行くときには新規就航した直行便で向かいたいものです。

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