中国東北部地方のまち、ハルビン(哈爾濱)。いったい何が楽しめるの?ハルビンのおすすめ観光スポットと楽しみ方をご紹介します。
目次 1.聖ソフィア大聖堂で「B級遊園地っぽさ」を体感する 2.中央大街で歴史的建築物見学 3.ロシア料理を食べる 4.松花江で夕陽をながめる 5.中国の屋台を冷やかす 6.冬限定!氷祭りを見る 7.夏限定!ハルビン国際ビール祭りに参加する 8.まとめ
ハルビンでやりたいこと①
聖ソフィア大聖堂で「B級遊園地っぽさ」を体感する
ハルビンといえば!シンボル的な存在の聖ソフィア聖堂。ハルビンに来たら、まずはこれをみなくちゃ始まらない。
ロシア正教会の建物。緑色の玉ねぎドームが可愛らしい。
B級遊園地のムードが漂う
帝政ロシア時代に支配を受けたハルビン。ハルビンの街は東清鉄道敷設をきっかけに発展し、ロシアなどの欧風建築物が次々と建てられた。でも、ところどころに中国語の看板も見える。
なんだか、遊園地のなかに造られた欧風の建物のように思えちゃう。ところどころで発見される偽物キャラクターや遊具たちも、きっと錯覚を引き起こす原因のひとつだ。
B級遊園地にきたような気になっちゃいます。でもこれこそがハルビンなのです!
ちなみに松花江の遊覧船に乗っていると対岸の景観もまた、遊園地のニセモノ城のよう。
クスリと笑っちゃいますよね!
2019年9月現在、修復中のため内部へは入れず
コムギが訪れたときは修復中のため、内部には入れなかった。地球の歩き方情報によると2019年8月末で工事終了予定とのことでしたが、コムギ訪問時の2019年9月中旬はまだ工事中でした。
円形ドームを内部から見たかった。残念だ。
噴水ショーあり
聖ソフィア大聖堂の前はコンクリートの広場。突然始まった噴水ショー。水が湧き出る泉があるわけではなく、平面の広場にスプリンクラーが仕込まれていて、平面から突然水があがる仕組み。
少し離れたところにいてスプリンクラーが見えなかったコムギは、突然の出来事に驚いた。
フィナーレはさぞかし華々しくなるのかもしれないと思い、ねばって待ってみたけれど、なかなか終わらない。
看板を見つけた。噴水ショーは1回あたり30分続くらしい。長すぎですね。
途中で飽きて移動開始。
ハルビンでやりたいこと②
中央大街で歴史的建築物見学
ハルビンを代表する歴史的なとおり、中央大街(ちゅうおう・たいがい)。ロシア語では「キタイスカヤ(中国人街)」と呼ばれていたそう。「中国人街」っていうけどさ、ハルビンはもともと、中国だったよね!?中国人が多く居住しているのは当然なのでは。帝政ロシア、横暴だな。
花崗岩が敷き詰められた歩行者天国
現在の中央大街は、歩行者天国になっていて、観光客もいっぱいで賑やかであかるいところ。
通りにはたくさんの飲食店、横道に逸れるとフード屋台も並びます。
歴史的建造物をチェック
商業中心地として発展した中央大街には、帝政ロシア時代に建築された歴史的建造物がゴロゴロ並ぶ。
新しく見える建物も、欧風建築デザインで建てられているのかな?カラフルな建物がならび明るい通り。
ハルビンでやりたいこと③
ロシア料理を食べる
帝政ロシア時代の名残と、東清鉄道敷設によるロシア文化流入。ここハルビンではロシアのお料理も楽しめます。せっかくだから一食はロシア料理にトライしてみよう。日本で食べるロシア領に比べたら価格も安いしお店の数も豊富。
ボルシチ(紅菜湯)
ロシア料理の代表、ボルシチ。ビーツの赤色は派手だけれど、味は優しいスープ。とりあえずロシア料理を食べるときに注文してしまうメニュー。優しい味付けでパンチがないため、実はたいして好みではない。
キャビア
ロシアといえば、高級食材のキャビアを思い浮かべる人もおおいのでは?ウォッカと合わせて食すのがロシア人のイメージ。
羊肉のつぼ焼き
ボリュームメニュー!壺でサーブされる羊肉。2017年夏のロシア旅行でも食べたなあ。
ロシア料理店おすすめ2店
ちょっとお高めだけれど雰囲気は抜群
塔道斯西餐庁
住所:哈尔滨市道里区中央大街127号
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カジュアルでリーズナブル
華梅西餐庁
住所:哈尔滨市道里区中央大街112号
Googleマップはこちらから
ハルビンでやりたいこと④
松花江で夕陽をながめる
中央大街の北の果てを流れる河川、松花江。こちらから眺める夕陽はとても綺麗!日の入り時刻を調べておくこと。ハルビン観光の必訪スポット!
松花江の船着場からは、対岸の太陽島へ往復の遊覧船が出ているので、こちらに乗るのもいいですね。
所要時間は往復1時間弱、料金は往復で15元(約230円)とリーズナブルに楽しめます。
ハルビンでやりたいこと⑤
屋台を冷やかす
中央大街エリアには、屋台街がいくつもあります。日本の屋台とは異なる商品展開なので、食べ歩いてもいいし、見物するだけでも楽しめます。
屋台街は複数ある
コンパクトな街、ハルビン。中央大街からのびる支路にはそれぞれ屋台がたちならぶ。お店には困りません。
日本とは異なる中国屋台のラインナップをご覧あれ
中国の屋台、コムギはあまり好きではない。食べたいなあと思うものがない!衛生面とかではなく、好みの問題でしょうか。
練りものは、出汁で炊いたやつ以外は苦手なのです。
「たこ焼き」風のものも。
閲覧注意!名物の「虫」串焼き
中国の屋台といえば、「虫」ですよね。売っているところは何度か見かけたけれど、実際に購入している人を目にしたのは初めて。食べるところは直視できなかった。
サソリがマシに見えてくる!
タンパク質の供給源として、昆虫に光が当てられつつある、という話を耳にしたことがある。数年かけて飼育してから生肉販売する牛などの家畜に比べ、生育サイクルが短く丸ごと食せる昆虫類は、効率の観点から優れているのだそう。
いつか昆虫食がスタンダードになる時代もくるかもね?
エビが苦手な友人からすると、「エビも昆虫も気持ち悪さでは同列」なのだそう。皆がエビを口に含むことができるのが信じられないと息巻いていた。幼い頃から食しているコムギには、エビを全く気持ち悪いものと思わない。抵抗を抱いている人からすると、エビも昆虫も同い扱いになるんだ。友人からするとエビを食べるコムギ=昆虫を食べるくらい驚きなのだな。
昆虫食を目にするたび、食育や食慣習について考えちゃいます。
ハルビンでやりたいこと⑥
冬限定!氷まつりを見る
札幌と並ぶ世界的なお祭りなんだだとか。見てみたいなあと思いつつも、札幌よりも緯度が高いハルビン、やっぱり寒いのは嫌だから行くことはないかもしれない。
ハルビン氷まつりの開催日:毎年1月5日頃から2月末頃まで
想像を超えていたわ!
ライトアップで派手に演出しているところがチャイナっぽい趣味ですね。
中央大街には「氷雪祭り」のモニュメントが並ぶ
中央大街を歩いていると、「氷雪まつり」っぽいモニュメントをたくさん見かけた。気分だけでも味わえる?!
ハルビンでやりたいこと⑦
夏限定!ハルビン国際ビール祭りに参加する
ぜひ行ってみたいのが夏季限定のハルビン国際ビール祭り。
ハルビンビール(哈爾濱啤酒)のお膝元
中国のビールといえば、青島ビールの次に名前が挙がる「ハルビンビール(哈爾濱啤酒)」。その名の通り、ハルビン発祥のビールです。歴史としては青島ビールよりも古いのだとか。
中国では食事と一緒にビールを飲む文化がそこまで浸透していないと聞いていて、実際に旅行をしていると、ビールを飲みながら食事をしているチャイニーズはほとんど見かけなかった。でも、ハルビンは違う!たいていのお店でビールが買えちゃうのです。これも帝政ロシア時代の影響?
そんなビールにアツいハルビンでは、夏季にハルビン国際ビールまつりが開催されます!
この大掛かりな入り口ゲートが、さすが「規模の経済・中国」だなと唸ってしまう。中国は土地も広いけれど人も多い。ものすごい大人数が押し寄せるのだろうな。
ビール党のコムギ、ぜひいちど訪れてみたいイベントです。
まとめ
いかがですか?中国の都市の中でも、帝政ロシア統治時代の影響を受けた欧風文化が混じる場所、ハルビン。中華とロシアのミックスが随所に感じられる、すこし変わった街だった。
コンパクトな街に見所がおさまっているハルビンの街は、時間のない週末弾丸旅にはもってこいの行き先なのです。ビールの夏にいくか?氷まつりの冬に行くか?訪問時期が悩ましいのがネックですね。
あなたの旅が素敵な旅になりますように!参考になれば幸いです。
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