玄武洞(げんぶどう)へ。
渡し舟にのって、壮大な玄武洞を見学してきた。
- 渡し船に乗ること自体がエンタメ
- 柱状節理のおりなす景観は圧巻
期待以上に、めっちゃ感動した。
見応えあり!
訪問時期
2024年10月
玄武洞について
キャッチコピー:
「石と時間が織りなす神秘」
冷え固まった溶岩が規律を守って六角形に割れ、積み重なったように見える「玄武洞」。
キャッチコピーどおりの、圧巻な眺め。
「玄武岩」の名前のルーツ
「玄武岩」という名称は、ここ玄武洞でたくさん採掘される岩石であることから「玄武岩」と命名されたそう。
洞窟→岩石 の順だったのね。
地球磁場の反転を解明するきっかけになった場所
1926年松山基範博士(京都帝国大学)は、玄武洞の玄武岩が
現在と逆向きの磁性を持つことを発見し、
「地磁気が逆転した時代があった」ことを1929年に世界で初めて発表しました。
出典:玄武洞公園サイト「玄武洞の世界的価値」
色々と、すごい場所だ。
玄武洞へのアクセス
JR山陰本線「玄武洞」駅で下車、
渡し舟で対岸の玄武洞へ。
- JR玄武洞〜桟橋まで:徒歩1分
- 渡し船は通年営業
- 対岸への所要時間:5分もかからない
- 渡し船の乗船には予約が必要(玄武洞ミュージアムへ電話)
玄武洞を観光
玄武洞・滞在時間:2時間52分
渡し舟の予約電話
渡し船に乗るには、電話予約が必要!
すっかり忘れてた。豊岡駅での乗り換え時間に急いで予約電話。予約済の客がいるので一緒に同乗できるとのこと。
渡し舟の予約は、
- 当日でもOK
- 1名でもOK
JR玄武洞駅
最寄り駅「玄武洞」駅で下車。
私の他に下車1名。彼こそ、渡し船を予約してくれたお客さんでした。いっしょに船着場へ向かう。
玄武洞への堤防へ移動
船着場へは、JR玄武洞駅から1分もかからないくらい。そんな短い道だけれど、道中にたくさん看板が立っていた。
階段をのぼって、堤防の船着場へ。
船着場
看板もない船着場。
対岸に玄武洞と玄武洞ミュージアムがみえる。
しばらく待つと、対岸からボートが出航するのが見えた。
あっというまに到着。
渡し舟で移動:
玄武洞駅川船着場~玄武洞
玄武洞の渡し
片道 ¥500
要電話連絡→玄武洞ミュージアム(公式)
出航!
川で撥ねる魚がいて、船頭さんにたずねるとボラだとのこと。
対岸に到着
2~3分で到着。近い。
早いと乗船料が高く感じるけれど、一人でも快く運搬してくれることを考えると、むしろリーズナブルか。
乗船料の支払は、後払い。帰りの電車時刻にあわせてボートを運行してくれるとのこと、予約しておく。
玄武洞公園
めっちゃ外から、見えています。
無料休憩所
チケットを買って公園内に入る前に、無料の休憩所へ。パネル展示があったので、見学前に予習しておく。
「地磁気逆転」や「プレートテクトニクス」について、学のない私にもわかりやすかった。でも、すぐ忘れた。
チケットを買って公園内へ
玄武洞公園
観覧料:500円(2024年10月)
兵庫県豊岡市赤石1347
Googleマップ
公式サイト
階段も、柱状節理の六角形。
ガイドさんによる案内のもと見学
気になった謎を逐一質問できるので、ただ眺めるだけでなく楽しめた。ガイドをお願いしてよかったです。
玄武洞
外からも丸見えだった玄武洞。
奥の洞穴は、かつて採掘場として人工的に作られたものも。
城崎温泉街を流れる川の護岸や、
漬物石にも使われているそう。
規則的に変形している岩盤には、驚いた。
気になったスズメバチの巣。現在はハチはいないとのこと。撤去を試みるも、岩石の崩落の危険など作業者の安全を考慮して、そのままにしているそう。
玄武洞の「玄武」の由来は、
蛇のような長い摂理と、
甲羅模様の断面が、
伝説の神獣・玄武に似ているため。
どうでしょう?
他の洞窟の命名は、この玄武に対して「青龍」「朱雀」「白虎」を当てている。知性溢れるネーミングセンス!
「玄武洞」のこの石碑は黒いところが磨いた部分。またこの大きなサイズはここでは採掘できないため、別のところから運んできたものだそう。
そこらへんに転がっている石も玄武岩。中は黒かった。
小さな岩石にも磁力があるとのこと。実験してくれた。
柱状節理の六角形の疑問が解決
急激に冷えた岩盤が六角形に圧縮されてできる「柱状節理」。数々のジオパークで観てきたけれど、なんで六角形なのか、円でないのか、いまいちピンとこないままだった。
平面を隙間なく敷き詰めるのことができるのは、正三角形・正方形・正六角形
これが、ひっかかってた。大人になっても知らないことって、いっぱいだ。
六角形の石が、積み上がってる。
玄武洞の奥へすすんで青龍洞へ。
さっき渡し船でわたった川と、対岸がみえる。対岸にはちょうど電車が通過中。
青龍洞
玄武洞の奥へすすむ。青龍洞、とても美しい。
柱状摂理は、中心部に向かって伸びている。
蜂の巣みたいな見事な六角形の柱状節理。
天気が良いので、綺麗に柱状節理が水面に映っている。
ブラタモリの撮影では、タモさんは青龍洞には寄らずに玄武洞だけで帰ったらしい。めっちゃもったいないやん。時間が足りなかったのかな。
岩石崩落の危険があるとのことで、ベンチには座れなかった。
公園内の4つの洞窟のうち、わたしは青龍洞が一番気に入りました。
階段をのぼる
玄武洞を通り過ぎて階段を上る。たいして登りません。
白虎洞
進入禁止につき、近づけなかった。
望遠で撮影。
玄武洞・青龍洞よりも規模が小さめなので、安全だったら近づいて観察したかったなあ。
南朱雀洞
南を守護
北朱雀洞
お帰り道へ
見学終了。下る。
入口とはちがう出口へでました。玄武洞ミュージアムの目の前。
玄武洞ミュージアム&土産店
渡し舟の出航時間まで1時間をきっていたので、博物館はやめておく。
玄武洞ミュージアム
入館料:800円(2024年10月)
玄武洞 渡し船 受付もある
Googleマップ
公式サイト
隣の土産店で時間を潰した。
なかなか面白いお土産がいっぱい。
これ、担当ネイリストさんが使っているな。わりとお高いのね。
パワーストーン系岩石もゴロゴロ販売中。
おお。水晶、なんだか欲しくなっちゃう。
鉱物のガチャガチャも。
なかなか楽しい土産物やさんでした。
土産店を出てから思い出したけれど、土産店奥のレストランのテラス席が素敵だった。しまった、到着した時は「あとでここでコーヒー飲もう」と決めていたのに。
渡し舟で移動:
玄武洞駅川の船着場へ
船着場
予約した時間の少し前に、船着場にやってきた。
あとから親子づれもきたので、ボートは3名の乗客+船頭さんで出航。
帰りは、行きよりも更に早く1~2分で対岸に到着した。
そして、あっというまに去っていった。早いな。
歩いて玄武洞駅へ向かいます。
JR玄武洞駅
おしまい。
NEXT:出石へ
豊岡駅まで移動して、バスで出石へ。
丹波の小京都・出石を観光。
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