大阪在住の会社員コムギの、
スパルタントラベラー日記。
おくのほそ道ゆかりの地めぐり。
おくのほそ道〈北陸路〉
色の浜
おくのほそ道:
色の浜
色の浜にて:芭蕉は舟に乗って色の浜に渡り、句を詠む。
掲載箇所
十六日、空霽(はれ)たれば、ますほの小貝ひろはんと色の浜(いろのはま)に舟を走す。
海上七里あり。
天屋何某といふもの、破籠(わりご)・小竹筒(ささえ)などこまやかにしたためさせ、しもべあまた舟にとりのせて、追風時のまに吹き着きぬ。
浜はわづかなる海士(あま)の小家(こいえ)にて、侘しき法花寺(ほっけでら)あり。
ここに茶を飲み、酒をあたためて、夕ぐれのさびしさ感に堪えたり。
寂しさや 須磨にかちたる 浜の秋
波の間や 小貝にまじる 萩の塵
その日のあらまし、等栽に筆をとらせて寺に残す。
おくのほそ道ゆかりの地:
色の浜を歩く
色の浜では、
● 天屋玄流旧居跡
● 気比の松原
● 本隆寺(句碑)
● 色の浜で”ますほの小貝”探し
● 常宮神社
▼ 色の浜を訪れた旅
リンクカード
敦賀駅前のシェアサイクルにてめぐりました。
敦賀中心地~色の浜:電動自転車で30分
おくのほそ道ゆかりの地めぐり
色の浜
おくのほそ道・敦賀中心部のスポットめぐりをおえ、長距離移動。色の浜(いろのはま)へ。
色の浜は、昔は「種の浜」と表記されていた。
おくのほそ道ゆかりの地
天屋玄流旧居跡
天屋玄流旧居跡:芭蕉を色の浜に案内した人物、天屋何某と記された室五郎右衛門の邸宅。五郎右衛門は、玄流の他に点屋水魚とも号していた。
現在は、駐車場の一角に碑が残されるのみ。
気比の松原
きれいな海水浴場。
水も透明度が高いよ。
石碑を発見。
移動:電動自転車で30分
気比の松原あたりは、松並木を通る。
名前の通り!
松原だった。
田んぼゾーン。
きになる神社を発見。常宮神社でした。帰りに時間があれば立ち寄ろう。
敦賀湾沿いの港町を通過。
電動自転車といえど、坂道はキツイよ。
色が浜エリアにやってきた。
おくのほそ道ゆかりの地
本隆寺
本隆寺:芭蕉は、色の浜を訪れた際に本隆寺で宿泊した。
こじんまりとしたお寺。
民家が近くて、境内にはいるのも、なんだか緊張するな。
芭蕉杖塚跡
小萩散れ ますほの小貝 小盃
芭蕉句碑
波の間や 小貝にまじる 萩の塵
芭蕉句碑
衣着て 小貝拾はん 種の月
西行の歌「潮染むるますほの小貝ひろふとて色の浜とはいふにやあらむ」を踏まえて詠んだ句。
木の幹に書かれた南無妙法蓮華経。
海の近くのお寺。
本隆寺
福井県敦賀市色浜31-33
・Googleマップ
おくのほそ道ゆかりの地
色の浜
色の浜:芭蕉は舟に乗って色の浜に渡り、句を詠む。
ここであっているかな?
色の浜
近くの浜にいってみる。ここで良いのだろうか。
船着場になっている。出航のタイミングで到着したコムギ。不審におもわれていることだろう。
無理やりみつけた砂浜ゾーン。
足元は、スナではなく、小石ばかりだった。
ますほの小貝を拾う
芭蕉は西行にならい、わたしは芭蕉にならう。句は詠まないけど。
”ますほの小貝”さがしだ!
小貝って、小さい貝のことよね。
これでいいのだろうか?
指の爪と比べてみた。小貝でしょ?
わたしなりにやり遂げた、色の浜での”ますほの小貝”さがし。誰か正解を教えて!
移動:
敦賀駅へ引き返す
もどります。ふたたび、自転車で敦賀湾沿い30分のサイクリング。
敦賀湾沿いを走るのは楽しい。
雲!空!
陰ってきたわ。急がなきゃ。
常宮神社
常宮(じょうぐう)神社。
17時をすぎていたので、参拝はできず。
四方吹きっ放しの展望台がありました。海が見えて眺めが良い。
常宮(じょうぐう)神社
福井県敦賀市常宮13-16
・Googleマップ
ふたたび自転車で移動
敦賀までは、まだあと半分くらい。
ちょうど美しい時間帯。
気比の松原ゾーンにやってきた。
ゴールはもうすぐだ!
ランニングしている方を見かける。走るの気持ちいいんだろう。
敦賀中心部へ
やっと戻ってきた。ここからは、敦賀観光タイム!
ヨーロッパ軒で福井名物ソースカツ丼
オナカペコペコ。
さきほど通り過ぎたヨーロッパ軒へ。
一棟丸ごと、洋食店なんてすごいよね。団体観光客もくるのだろうな。
1階は、レストランというよりホテルの雰囲気。
ソースカツ丼
福井名物のソーツカツ丼を食べた。いままで軽んじていたけれど、
なにこれ、すごく美味しい!
デラックス丼¥1,210
衣がものすごく薄くて、豚肉が分厚い。
ソースも軽くて、ちょうど良い。旨味がすごいわ。
サッパリしているから、揚げ物をたべている罪悪感も薄れるね。
ピンク色だけれど、ちゃんと火は通っている。
感激した。福井県へは、何度も訪れているのに。いままで損していたわ。
敦賀ヨーロッパ軒本店
福井県敦賀市相生町2-7
・Googleマップ
・敦賀ヨーロッパ軒本店(食べログ)
店を出る頃は、マジックアワー。
サフラン湯
旅のしめくくりは、銭湯で汗を流す。
サフラン湯(銭湯)
福井県敦賀市津内町2丁目9-5
・Googleマップ
さっぱりした。さあ、敦賀駅へ。
JR敦賀駅
レンタサイクル返却
お世話になりました。高かったけれど、電動は、やっぱり楽チンだった。お世話になりました。
このあとは、大阪へ。
おしまい。
色の浜を歩き終えて
色の浜は、
●ますほの小貝らしきものを発見できた
●常宮神社のビューが良い
●福井ソースかつ丼に感激
おくのほそ道ゆかりの地をたずねる旅。
いよいよ、むすびの地へ。
▼次の旅:大垣(むすびの地)
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