せっかくエルサレムならば、足を伸ばさないともったいない!
エルサレムから日帰りで行けるベツレヘム。ベツレヘムを観光した1日を紹介します。
ベツレヘムについて
ベツレヘムは、エルサレムから約10km。パレスチナ自治区のなかの街です。
ベツレヘムの位置図
ベツレヘムの見どころは?
なんといっても、このふたつ。
* 聖誕教会(イエス・キリスト聖誕の地)
* バンクシーのウォールアート
エルサレム←→ベツレヘム移動はパスポート必携
ベツレヘムはパレスチナ自治区にある街。エルサレムから簡単にアクセスできるとはいえ、パスポートが必携ですのでお忘れなく!
ベツレヘム(パレスチナ自治区)からエルサレムへの帰りのバス車内にて、パスポートチェックがありました。
エルサレムからベツレヘムへのアクセス
エルサレム、ダマスクス門そばのバスターミナルから直通バス(231番)が出ています。運賃はたったの7NIS(約200円)。詳しいアクセスはこちらの記事でどうぞ。
これだけ楽しめる!
ベツレヘム1day
午後、エルサレムからベツレヘムへ。たった5時間ばかりですが十分に観光できました。
アラブバスでベツレヘムに到着
バスは「エルサレム・ヘブロン通り」に到着。
「バンクシーめぐりをしないか?」バスを降りるなり、客引きが寄ってくる。楽ちんそうだけれど、それじゃ面白くない!歩きたい派のコムギです。
パウロ6世通りの坂道をのぼる
まずはベツレヘム最大の名所、イエスキリスト誕生の地に建てられている「聖誕教会」を目指します。
パウロ6世通りは坂道。エルサレムは城壁内は宗教色が濃いし、外は近代的な街だった。ここベツレヘムの街は、もっと生活感があり活気がある街。これがパレスチナなのね。
絶品シュワルマで簡単ランチ
お客さんでにぎわうお店をみつけた。おいしそう!シュワルマの有名店みたい。
串焼きケバブも気になるけれど、ここはお店の看板メニューと思われるシュワルマを注文。
シュワルマは、ケバブの炙った部分を薄くそいでサンドイッチにする軽食メニュー。
中にたっぷりの野菜がはいります。オールトッピングでお願い。
すっごいボリューム。500gくらいはあるのでは。でも美味しくて完食。これ、大好き。
شاورما ومشاوي السينما
(英語よみかた不明)
Googleマップはこちら
シュワルマ:14NIS(約450円)
スークを歩く
シュワルマを食べながら進むと、教会がみえる。
これは「聖家族教会」。ここからスーク(市場)がスタート。
ものすごく賑わっている。いろいろなものが売られている。
バス停からメンジャー広場までは徒歩20分くらい。でもほとんどスークなので、旅行者のコムギにとってはとても楽しい。
メンジャー広場
ベツレヘムの中心地、メンジャー広場へ到着。
クリスマスはとっくにすぎた1月ですが、巨大クリスマスツリーが飾られていた。正面には、聖誕教会。
聖誕教会
聖誕教会は、イエス・キリストが生まれた地。その跡地とされているところに建つ教会が「聖誕教会」。パレスチナ地方を旅すると、聖書の世界に自分がいるのだなあと改めて思う。
聖誕教会は出入り自由、入場料無料。なかは天井の高い教会。
わりと普通かな?と思いきや、すごい行列を発見。教会の地下にある「イエスキリスト聖誕の場所」の順番まちのよう。
列は、ゆっくりと進みます。
並んでいる途中に販売コーナーも。熱心な信者の方たちは皆こぞって買っていた。
なかなか進まない行列。渋滞の原因はここか!地下へ進む入り口で大渋滞していたのでした。
声を荒げる者はいない。ホーリー・プレイス(神聖なる場所)だからかしら?みなさん、神聖な場所に近づき昂ぶっているだろうに、とてもマナーが良いです。
地下に進むと、キリストの生まれた場所が祭壇として祀られていた。
それにしても、洞窟のなかとは知らなかった。てっきり馬小屋でおうまれになられたものだと思っていた。イスラエル旅にあたり聖書関連の本を読んだけれど、洞窟なのか馬小屋なのかという事実確認よりも、確かにその地でお産まれになり、信仰され続けているということが重要だそう。深く考えないことにしよっと。
聖誕教会の中庭にて。アフリカから来たという御一行が印象的でした。
トイレは教会の出口付近にありました。有料だったのでパス!1ユーロですって。
ミルク・グロット(教会)
聖誕教会の裏通りをとおって、ミルゴレット教会へ。
裏通りには土産物店がワンサカ。品揃えはエルサレムと似たり寄ったり。でも物価はパレスチナの方が安いらしい。
ミルク・グロットは乳白色の可愛らしい雰囲気の教会だった。
歩いてバンクシーを見にいく
「アートテロリスト」の異名をとる現代アートの奇才、バンクシー。ここベツレヘムにはバンクシーのアートが複数存在することで有名。バンクシー作品を見るために、ベツレヘムの街を歩きました。
歩いて回るベツレヘムの町。遠くにみえる白い建物は、ユダヤ人居住区だそう。夕日に照らされて美しかった。
▼歩いてめぐるバンクシーはコチラの記事で
パレスチナのご当地ビールを飲む
パレスチナ自治区でもクラフトビールがあるのです!絶対に飲むと決めていた。けれども時間切れ、バーを探してゆっくり飲む時間の余裕がなかった。
酒屋さんでビールを買う。抜栓してもらい、その場で飲むスタイル。パレスチナは禁酒戒律のあるムスリムが90%超だけれど、店主はOKって言ってくれたもんね。こっそり飲みます。
パレスチナ初のクラフトビール、タイベビール
第二弾のパレスチナビール、シェパーズビール
一本10NIS(約330円)。歩き疲れて喉が乾いていたこともあり、早々に飲み干してしまった。なんて勿体無い飲み方!香りが良くて飲みやすく美味しかったです。
スークは早々と店じまい
気づくともう、18時。次の予定も迫ってきた。急いでバス停方面へ戻ります。スークももう、店じまい。
まだ18時なのに?教会が閉まるからかな。夜はゆっくりと家族で過ごす文化なのかしら。
なぜか、巨大ぬいぐるみショップがたくさんありました。
24時間、煌々と明かりが灯り続ける日本の街を思い出す。日本だと18時でこの街の暗さはないよなあ。年末くらいだよね。日本人、やっぱり働きすぎ!
夜ごはんも、ふたたびシュワルマ
お昼に食べたシュワルマはボリュームたっぷりだった。おなかはちっとも空いていないけれど、「夜食にも食べたい!」と帰り道でも購入。
ひとくちパクリ。やっぱり、美味しい!
イスラエル&パレスチナのこの旅、サンドイッチしか食べていない。でも美味しいから悔いなし。
アラブバスでエルサレムへもどる
アラブバスは、到着した地点から発車です。
帰りは、チェックポイント(検問)を通過し、パスポートチェックを受けました。ベツレヘムへ遊びに行く際はパスポートをお忘れなく!
エルサレムから日帰りでベツレヘムへ!
アラブバスで簡単にアクセスできるベツレヘム。ここが紛争の地なのかと思えないほど、ベツレヘムの街の人は「生活」していた。エルサレムとは異なる趣の街。そして、キリスト聖誕教会、バンクシーのアートめぐりも楽しめる。せっかくエルサレムを訪れたのならば、ベツレヘムへ足を延ばすことオススメします。
シュワルマ、絶品なのでお忘れなく!
そしてパスポートもお忘れなく!
こちらの記事も読まれています
この記事へのコメントはありません。