旅先では、日本との文化の違いに驚かされることもしばしば。中国・北京とは地理的にも日本と近く、歴史的にも交流がさかんだったこともあり、驚くほど違いはないと思い込んでいたのですが、それは勘違いだった。ルールの違いがたくさんあった。
この記事では、【北京へ旅するにあたり、事前に知っておくべきこと】をまとめました。
目次
1.『金盾』によりGoogleもLINEも使えない
2.セキュリティチェックが厳しい
3.北京観光プラン策定時の注意事項
4.文化・生活編
5.北京のルールを把握して、楽しい北京旅行を
『金盾』によりGoogleもLINEも使えない
中国政府によるインターネット規制『金盾』
金盾(きんじゅん)とは、中国において実施されているインターネット情報検閲、ブロッキング システム。
中国国内のインターネット利用者に対して、中国政府、特に中国共産党や政治家に不都合な情報にアクセスできないようにフィルタリングする金盾のファイアウォール機能は、”Great Wall” (万里の長城)をもじって Great Firewall(グレート・ファイアウォール)と呼ばれている。
「サイバー万里の長城」!
ウマいこと言うなあ。
中国人富裕層が台頭している現在、中国が社会主義国であることなんて、ちょっと忘れかけてた。中国本土へ旅して、サイバー万里の長城の壁を越えることができないとき、社会主義国について考えさせらる。
Googleが使えない!SNSも使えない
具体的に規制されているサービスのうち、やっぱりダメージ大なのはGoogleに接続できないことでしょうか。
- Googleマップ使えないので地図はアナログ地図利用
- G-mail使えないので外界と遮断
LINEも使えない
メッセンジャーサービスもNG。G-mailも利用できないのに、どないせいっちゅうねん。
対策:金盾OKのアプリをダウンロードしておこう
そんな世界を席巻しているインターネットサービスは利用NGの中国本土ですが、政府公認のアプリが存在します。
中国旅行するならば日本にいるときに以下のアプリをダウンロードしておくべし。
百度地図(地図アプリ)
googleマップの代わりにはこのアプリを利用しよう。
what’s app?(メッセンジャーアプリ)
LINEやG-mailにかわるメッセンジャーアプリとしては、こちらが利用できる。
ですが、「メッセージを送りたい相手もこのアプリを利用している」のが前提となるので、イマイチ出番がありませんが。緊急連絡先として家族や大切な方にもダウンロードをお願いしておこう。
セキュリティチェックが厳しい
日本国内を移動するときには特段要求されませんが、北京では厳しいセキュリティチェックがある。ひっかかると面倒なので旅の前に知っておこう。
観光時にパスポートは必携
観光スポット入場時にセキュリティチェックがあるならば、手荷物の中身意外にもID提示が必要。日本人ならばパスポートを携行すること。
天安門広場にはいるとき、パスポートの提示を求められました。
天安門広場へは持参していましたが、以前に旅順にいったときにパスポートを携帯しておらず、どんなに食い下がっても博物館に入れてもらえなかったことがあります。大連のホテルから2時間かけて旅順に行ったのに中に入れてもらえなかった。グヌヌ・・・ ちなみにクレジットカードを定時しても全くダメでした。
中国は日本よりセキュリティチェクが厳しいので常に持ち歩くべき。ホテルのセキュリティボックスに預け忘れないように気をつけて。
地下鉄乗車時にも保安検査あり
地下鉄に乗るときにも、手荷物検査があります。空港みたいな保安検査です。
- 観光時は大荷物を持ち歩かない
- 時間に余裕を持って行動する
朝のラッシュ時だろうと、チェックは緩めない。地下鉄利用時は心得ておくべし。
北京観光プラン策定時の注意事項
とにかく広い。スケールに注意
さすが、中国! 思わず唸ってしまうのは、観光名所のスケールの大きさです。
歩けども歩けども、なかなか近づけない天安門。
歩けども歩けども、同じような建物が続く故宮。
自分がコビトになった気分。
そのスケールの大きさを楽しむのが、北京観光の醍醐味でもある。
ただ、注意点。
- 思っているよりも疲れる
- 思っているよりも名所めぐりの数をこなせない
プランニングの際は要注意。余裕をもったスケジューリングを組むべし。
政治的理由で観光NGの日がある
北京を代表する観光名所・天安門広場など、政治的な理由で突然と観光NGとなる日があります。こればっかりは事前に対策指定もしょうがないところ。別プランを用意しておくのも良いかもしれません
文化・生活編
漢字は読めるが発音が異なる
「漢字を読めること」は中国旅行をラクにしてくれる。漢字文化圏ではない外国人旅行者は、それはそれは苦戦しているよう。難しいよね。
ですが油断禁物。漢字は読めるのですが、発音が日本の読みと異なるので、現地では戸惑いがち。
ひとりで観光しているぶんには問題ないけれど、現地の方に場所を尋ねたりするときは発音できなくて伝えられないことも。
漢字を読めることにあぐらをかかず、「発音」で地名を覚えておくと北京旅がスムーズになりますよ。
トイレットペーパーは流したらいけない
中国の首都・北京でもトイレットペーパーは流したらダメだった。あらためて日本の下水道設備って凄いのだな。使用済ペーパーは備え付けのゴミ箱へ。
衝撃!ニイハオ・トイレ
むかし色街だったエリア、胡同(フートン)を散策したときに公衆トイレにはいって驚き。トイレの個室に仕切りがない、いわゆるニイハオ・トイレだったのです。
男性が小便するときのようなスタイルが、女性用便器にも適用されているイメージですね。低い仕切り版越しに顔を合わせるので、挨拶「ニイハオ」トイレらしい。
これは、なかなかに衝撃。いろいろな土地へ旅したけれど、ニイハオ・トイレは初めて見たわ。
トイレ自体は清潔でしたよ!
北京のルールを把握して、楽しい北京旅行を
近いようで遠い国、中国。日本とは異なるルールで動いている。
中国のルールを事前にチェックして、快適な北京旅行を楽しもう!
* おしまい *
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