スリランカ

森に埋もれるジェフリー・バワ建築の傑作!ヘリタンス・カンダラマに泊まってみた

 
森林の中に埋もれるヘリタンス・カンダラマ

ジェフリー・バワの最高傑作のひとつと名高いヘリタンス・カンダラマに泊まってみた。

料金は高いけれどスリランカの物価だからOLのコムギでもなんとか払えます。

ジャングルのなかに突然現れるホテル、せっかくスリランカにきたんだもの、ぜひ泊まってみたいですよね。

ヘリタンス・カンダラマの料金、食事、すてきな館内など宿泊レポ。

横になれたらオッケー、床のうえでもマイ枕でなくても、たいていどこでも眠れる頑丈なコムギです。

ホテル選びは何より立地重視。熱いシャワーが使えて、安全に眠れれば、できるだけお安く!リゾートホテルなんて縁ナシ。たくさん旅にでたいから、ホテルは一番の倹約ポイント。

でも今回は思い切って、ヘリタンス・カンダラマに泊まってみました♪

熱帯建築の神様・ジェフリーバワを知っていますか?

スリランカの有名建築家・ジェフリーバワ。

スリランカのガイドブックを読んでいると必ず特集ページが割かれる偉大な建築家。スリランカのあらゆる有名リゾートホテルは、たいていバワ建築なのではないかしら?

スリランカのガイドブックでは、遺跡&アーユルヴェーダがメインだけれど、ジェフリーバワ建築だけは異様にフィーチャーされています。

ジャングルに建つヘリタンス・カンダラマ

そのなかでも、とっても惹かれたのが、ジャングルのなかに建つ「Heritance kandalama(ヘリタンス・カンダラマ)」。鬱蒼としたジャングルの中にひっそり建つホテル。

建つというより、埋もれている?どこまでがホテルでどこまでが自然かわからない。
いつか樹々にホテルが飲み込まれてしまいそう・・・。

ステキ!これは、泊まってみたい〜!

ヘリタンス・カンダラマの宿泊費はどのくらい?

1泊だけ泊まることにしました
このヘリタンス・カンダラマはとても人気。スリランカ滞在4泊のうち、1泊だけ1室の予約が取れた。1泊だったらなんとか奮発できるかな?

たとえ連泊できたとしてもコムギの予算的に厳しかったでしょう(苦笑)

1泊1名 ¥15,651 朝食あり・夕食別

できるだけお安く済ませたい。夕食は別で
夕食ブッフェは¥5,000と高め。それに税+サービス料も!

できるだけ安くすませたいコムギは、ホテルでの夕食をあきらめました。ここヘリタンスカンダラマはスリランカ屈指の高級ホテル。でも¥5,000(実質6,000~7,000円?)はさすがに高い〜〜。300円あればカレーを食べることができるスリランカで、およそ20倍のお値段です。週末弾丸(貧乏)旅なはずなのだが?ひよったコムギは夕食ナシで予約。

夕食は近所のレストランで食べよう、なんて無理!

なにせジャングルの中に建つヘリタンス・カンダラマ。近所にレストランはまったくありません。お店らしきエリアへ行くには、車で4、50分はかかるのではないかしら?ふらっと食べに行く選択肢はない。なので、チェックインの前に早めの夕食を済ませておきました。

夕食は当日支払いもできる

当日に申込んでも同料金でヴッフェをいただけるそう。なので、ホテルブッフェは最終手段で良いのではないでしょうか。他のかたのレビューをみると値段の価値はある、とっても美味しいブッフェらしいです。

ヘリタンス・カンダラマへ向かう

ホテルへ向かう道中、後部座席で寝ていると、ドライバーに起こされる。Look!!!! ゾウがいるよ〜〜!
スリランカでは野生のゾウもいます。車道を横切ることもあるよと聞いていたけれど、実際にみると驚くなあ。

餌を探す野生ゾウ

ゾウが道路を歩いていました。野生だけれどおとなしい

道路の向こうの野生ゾウ

ゾウ近い〜〜!

サファリパークなみの近さです。またまたドライバーに起こされる。ここどこだ??

ヘリタンス・カンダラマ付近の湖

湖の向こうにホテルが見える

いつのまにか、夕暮れどき。湖の向こうにはヘリタンスカンダラマが見えます。前評判どおり、ジャングルに埋もれている!本当に何もないところ。心高鳴ります。

自然と共生=岩がゴロゴロ

岩もそのままにホテルを建築。本当に岩がゴロゴロ。自然と共生した建築物は、モダンさも共存している。

ヘリタンス・カンダラマのエントランス

エントランスはこちら。えーっと、屋根がついているだけですね。雨が降り込んだらどうなるの?なんて問題も、きっと織込み済みで設計されているのでしょう。モダンでインパクトあり!

岩と共存する受付ロビー

後から岩を置いたのか?と勘違いしそうなほどの存在感。あくまで自然のまま。

廊下に鎮座する岩

通路にも岩が鎮座。

朝食ブッフェも超一流。昨晩の分も頬張る!

階段を清掃中の男性

おはようございます!
朝からお掃除ごくろうさまです。これだけ開放的なのに、このクリーンさを保つのは大変でしょう。

昨晩は、大きい窓をあけたとたんに真っ暗なジャングルから蛾が侵入してきて格闘するはめに。なかなか追い出すことができないまま眠ってしまい、3時間ほど蛾と共生しましたが、夜中に目覚めて再び格闘し、なんとかキャッチ&リリースに成功。その後またすぐ眠ってしまったので、夕食は食べずに朝を迎えることに。結果的に、夕食抜きの計画成功!ヘリタンスカンダラマの朝食はブッフェ形式。さあ、昨晩のぶんもモリモリ食べるよ!

朝食ビュッフェに並べられた5種のカレー
たくさんのカレー。

窓際のテーブル

特等席・湖をのぞむ窓際の席を確保。

湖畔をエレファントトレッキングするカップル

湖にはエレファントライディングを楽しむカップルが見えました。わたくし、視力は裸眼で両目1.2。

ビュッフェでたくさん並んだフルーツ

南郷フルーツ盛の朝食ビュッフェ

随所に散りばめられた意匠たちもお見逃しなく
木の枝の意匠のドアノブ

取手もスタイリッシュ×自然なデザイン

ふくろうのモニュメント

Heritance Kandalamaの看板アニマルは、ふくろう

ジェフリー・バワが愛用していたデスク

インフィニティ・プールの産みの親はジェフリーバワ

シンガポールのマリーナ・ベイサンズの屋上プールに代表される、インフィニティプール。プールの水面が海や空などの自然に溶け込むように設計されたプールのこと。この設計の元祖は、ジェフリーバワなんだとか。

ヘリタンス・カンダラマのインフィニティプール

はるか遠くには、シギリヤロックものぞめます。なんて贅沢な空間。1泊2日、ほぼ寝ていたし滞在時間もわずかでしたが、それでもジェフリーバワの真髄なるものに触れることができたように思います。

スリランカの雄大な自然を感じることができるホテル

スリランカはとっても自然豊かな国。今回の旅は遺跡めぐりをメインとしましたが、スリランカはその豊かな自然も観光の大きな目玉となっています。ネイチャーアクティビティをしなくても、ジャングルのなかのヘリタンスカンダラマに泊まることで、ホテルまでの道でゾウをみかけたし、ベランダに親子ザルが遊びにきたりで、スリランカの野生の動物たちに出会うことができました。スリランカならではの、スリランカでしか成立しない、とても素敵なホテルでした。

物価の安いスリランカだからこそ泊まれる高級ホテル

スリランカのなかでは高級ホテルに属するヘリタンスカンダラマ。車移動とはいえ、暑い国での遺跡巡りで疲れた体に高級リゾートで体力回復できました。願わくば、2泊したい!

物価の安いスリランカだからこそ、なんとかOLでも奮発できる程度の価格で泊まれるのかもしれませんね。

ヘリタンスカンダラマ、とてもオススメです♪

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