ルアンパバーンにもランタン祭りがあるのです。
それは”オークパンサー”というラオスのお祭りの日。
可愛らしいランタンで飾られたロマンティックなルアンパバーンの街。
ねぶたみたいな山車が練り歩き、川では灯籠流しも。
スアンパバーンに旅する予定があるならば、オークパンサー開催時期を狙うのがオススメ!
オークパンサーとは?
ひらたく言うと、雨季の間の僧侶の修行明けを祝うお祭りです。仏事の一環ですね。
オークパンサーとは
出安居(であんご)。
三ヶ月続いた僧侶の修業期間「雨安居(うあんご)」の終了日を迎えます。
ラオス語でオークパンサーと呼ばれるこの日の早朝には、各地で大規模な托鉢が行われます。
雨安居期間中には、在家であっても結婚を自粛する風習があり、オークパンサーを迎えると堰を切ったように、あちこちで結婚式が行われます。
オークパンサーの夜には寺院内でろうそくの行列が行われ、花やお香、ろうそくで彩られた灯篭がメコン川に流されます。
川に棲んでいると信じられている龍神への尊敬を表すものです。
(ラオス政府観光局サイトより)
オークパンサーの時期はいつ?
9月か10月の満月の日
ということで、その年によって日程は変わる。
う。ややこしい。
旅行計画段階で、旅行代理店やラオス政府観光局に問い合わせておくのが確実です。
街をあげての祭りの準備
ルアンパバーンに到着した午後、散歩していると街がどんどん賑わっている。
活気があるなあ、さすが世界遺産の街だなと思っていたのですが、なんだか街全体がウキウキしているような?
そう、今日はオークパンサーというラオスのお祭りの日でした!
旅前には現地の祝祭日を調べていますが、こんなお祭り知らなかった。webで調べてもあまり情報が出てこない。どうやら認知度は低いみたい。観光客向けというより、国民のためのお祭りだからかな?
街中がランタンで飾られる
軒先に、たくさんのランタンが設置。ふつうの商店なのに(失礼!)可愛らしいなあ。
お祭りあるある?キャラクター風船売りの少女。
「ねぷた」に似てる? 舟型の山車
あちこちから運び込まれている、舟型の山車。ねぷたを簡略化したかんじ?軽い紙のような素材で作られている。カラフル。
ひときわ大きい山車は、Air Asiaのもの。
町内会かな?ワイワイしながら舟を運ぶ少年少女たち。
少年僧たちも準備中
ワット・マイでは、少年僧たちが準備中。等間隔に並べられていくランタンたち。ポップで可愛い。
ケーキみたいな灯篭
街のいたるところで灯篭の露店が。製作しながらお店の場所取り中。灯篭はケーキみたい。
軒先でも製作中。お母さんのお手伝いをしているのかな。
夜19時、パレード開始
夜19時。ほど暗くなってきたら、みんなルアンパバーン国立博物館ちかくに集まってきました。
見学者も多いけれど、ギュウギュウで移動できないほどではなく、ゆったり鑑賞できる。見学者よりも船を運んだりパレードしたりする出演者のかたのほうが断然多い。どうやら参加型お祭りのようです。
いよいよスタート。お昼に見た、ねぷたみたいな舟型の山車もライトアップされている。メコン川まで運ぶそうです。キャスターがついているので、男性陣で転がしている。
舟には踊り子たちも続きます。ゆる〜くランタンを持ちながら歩く地域もあれば、掛け声かけながら踊る地域もあり。多様。なんだか日本のお祭りと似ているな。
最終的に、舟はワット・シェントーンに運び込まれました。最終的にはメコン川に浮かべるそう。そういうところも青森ねぷたと似ているね。
メコン川への灯篭流し・ブン・ラーイフアファイ
昼間見かけた、ケーキ見たいな灯篭を、メコン川に流します。灯篭は10,000kip(約132円)。
メコン川のほとりにて。真っ暗闇だけれど、皆のランタンで明るい。
メコン川へ流す。ルアンパバーン版「灯篭流し」
ケーキ型灯篭にのってローソクがメコン川を流れていく。とても幻想的な時間。
必見!ロマンティックなワット・シェーンのランタン
街中がライトアップされているルアンパバーン。
なかでも一番のロマンティックスポットは、こちら、ワット・シェーンだと言い切ります。
昼に少年僧が準備していた寺院です。屋根の上には綺麗な満月も。
寺院入り口では、少年僧たちがローソクでハートマークをかたどっていました。粋だなあ。
人気爆発の前に行くことをオススメ
どうでしょう?ルアンパバーンのオークパンサー、とっても素敵でしょう?
オークパンサーは仏事の一環のお祭りではありますが、とても幻想的でロマンティックな夜でした。
ランタン祭といえばタイのコムローイのお祭りが有名ですが、いつかルアンパバーンのランタン祭りもコムローイに並ぶときが来るかも?
認知度があがって観光客が押し寄せるまえに、ぜひゆったりと訪れることをおすすめします♪
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